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伊藤涼太郎負傷でSTVVデビュー。藤田譲瑠チマが批判「渡辺剛所属ヘントは…」

藤田譲瑠チマ 写真:Getty Images

 日本代表MF藤田譲瑠チマは今月、横浜F・マリノスからシント=トロイデンVV(STVV)へ完全移籍。20日のベルギー1部リーグ第4節KAAヘント戦でデビューを飾ったが、試合後に厳しいメッセージを発している。

 この一戦では藤田、GKシュミット・ダニエル、DF橋岡大樹と日本人選手3名がスタメン出場。藤田はハムストリングに違和感を抱えたMF伊藤涼太郎にかわって中盤で起用された。その藤田は2-0で迎えた18分にミドルシュートを放ったものの、シュートを枠内に収められず。すると34分に失点し、57分に追加点を献上。STVVはDF渡辺剛ら相手守備陣から勝ち越しゴールを奪えず、2-2と引き分けに終わった。

 ベルギー紙『HBVL』の報道によると、藤田は追加点を奪うチャンスをものにできなかったこともあり、自己批判を展開。試合後、以下のようなコメントを残したという。

 「僕自身、STVVでのデビュー戦に満足していません。守備でも攻撃でももっとやれると思う。球際でもっと強くならなければいけないし、やるべきことはまだあります。前半に3点目を奪う絶好のチャンスが訪れましたが、逃してしまいました」

 「僕たちはこの試合で勝てるはずでした。(渡辺剛擁する)ヘントは良いチームですけど、(上位4クラブによる)プレーオフへ進出して、(来季は)欧州カップ戦でプレーしたいと思っています。そのためにも、こういう試合で勝たないといけません」

 STVVはヘント戦でのドローにより、2勝1分1敗。それでも首位クラブ・ブルッヘとの勝ち点差は「3」と上位に食らいついている。藤田の語る目標を達成するためには、伊藤やDF山本理仁といった新戦力の活躍が不可欠だ。