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伊東純也と中村敬斗活躍で来日計画も!スタッド・ランスが日本人選手発掘か

伊東純也 写真:Getty Images

 リーグアン(フランス1部)スタッド・ランスには、日本代表FW伊東純也とFW中村敬斗が所属。両選手の活躍が期待される中、同クラブに日本ツアー開催の可能性が報じられている。

 ランスは昨年7月、ベルギー1部KRCヘンクから伊東を獲得。同選手は加入1年目にしてリーグアンで33試合に先発出場。右サイドでレギュラーに定着し6ゴール5アシストと、1000万ユーロ(約15億円)という移籍金に見合うだけのパフォーマンスを発揮。13日開催のリーグアン開幕節オリンピック・マルセイユでもフル出場し、先制ゴールを奪っている。

 この伊東の活躍もあり、ランスは今月10日にLASKリンツから中村を完全移籍により獲得。昨季オーストリア1部リーグ戦で14ゴール7アシストをあげた中村は、マルセイユで途中出場。左サイドでのレギュラー奪取にむけて幸先いいスタートを切っている。

 伊東と中村のパフォーマンスに注目が集まる中、ランスのジャン=ピエール・カイヨ会長は日本ツアー構想を描いている模様。フランスメディア『L’union』の報道によると、同会長は以下のようなコメントを残し、将来的な日本人選手獲得の可能性もほのめかしたという。

 「来年の夏に、日本で親善試合を行うのはどうだろうか? (チーム内の)競争力を維持しながら成長を続けるためには、新たなリソースを見つける必要がある」とコメント。

 日本人選手を擁する欧州クラブでは、MF長谷部誠所属のアイントラハト・フランクフルトが昨年11月に来日。浦和レッズと親善試合を行ったほか、長谷部との契約延長会見を実施した。またFW古橋亨梧やFW前田大然ら擁するセルティックは、今年7月に横浜F・マリノスやガンバ大阪と対戦している。

 FIFAワールドカップ・カタール大会での森保ジャパン躍進もあり、欧州では日本人選手への評価が高まっている。ランスには日本ツアー開催というマーケティング戦略ともに、Jリーグの移籍市場開拓という狙いがあると考えられる。