ASモナコ所属の日本代表MF南野拓実は、20日に行われたリーグアン(フランス1部)第2節ストラスブール戦で2ゴール1アシストと、チームの勝利に大きく貢献。現地メディアの評価でMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝いた。
南野はオーストリア1部レッドブル・ザルツブルク時代にも指導を受けていたアドルフ・ヒュッターの監督就任で立場が一変。開幕前の練習試合からシャドウ(前線1トップの背後)のポジションで先発起用されると、13日のリーグアン開幕節クレルモン・フット戦では先発出場して1アシストをマークしていた。
好調を維持する中で迎えたストラスブール戦では、20分にセカンドボールを回収すると、ペナルティエリア外からのミドルシュートをゴールマウスに突き刺す。36分にはヘディングシュートから追加点を奪うと、58分には自らのパスからFWベン・イェデルのゴールをアシスト。全得点に絡む活躍を見せた。
フランスメディア『ゲット・フットボール』は試合後、ストラスブール戦出場選手を採点。南野に「9」(10点満点)と最高評価を与えると、以下のように綴っている。
「生まれ変わった選手。昨シーズンの南野はどこにいたのか?わずか前半で、彼はリーグアンにおける昨シーズンの記録を上回った。1ゴール目は見事なミドルシュート、2本目は落ち着いたフィニッシュ。アシストも加え、南野にとってほぼ完璧な一日となった」
「この日本代表選手は昨シーズン、モナコで非常に迷っていたように見えたが、今は自信に満ち溢れている。このパフォーマンスを維持すれば、新加入選手のような存在になるだろう」
フランクフルトでMF長谷部誠やMF鎌田大地を指導するなど日本人選手を熟知しているヒュッター監督のもとで、完全復活を遂げた南野。来月に行われる日本代表戦でのメンバー入りに近づいている。
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