ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝は、チームメイトだった日本代表MF遠藤航のリバプール移籍もあり、オランダ1部アヤックス移籍破談の可能性が報じられている。そのアヤックスは伊藤の獲得交渉で、シュツットガルトの出方に痺れを切らしているようだ。
伊藤は遠藤とともに、シュツットガルトの主力選手として活躍。アヤックスとは今月7日までに5年契約締結で個人合意に達したと報じられている。しかしシュツットガルトは同選手の移籍を容認せず。アヤックスから2度にわたりオファーを拒否したとみられている。
またシュツットガルトは財政面で問題を抱える中、遠藤をリバプールへ完全移籍により放出したことにより移籍金1800万ユーロ(約29億円)を確保。オランダメディア『Voetbal』はDFコンスタンティノス・マブロパノスにウェストハム・ユナイテッド移籍の可能性があることから、シュツットガルトが伊藤の放出を迫られる状況にはないと予想している。
オランダ紙『テレグラーフ』は19日に伝えたところによると、アヤックスのもとにはシュツットガルトからカウンターオファー(対案)が届いていないとのこと。「アヤックスの忍耐力は限界に達している」とした上で、21日までに対案が届かない場合には伊藤の獲得交渉を打ち切る方針を固めたと伝えている。
アヤックスはオランダ1部リーグを28度制した強豪であるが、昨季は首位フェイエノールトから勝ち点13差の3位に。同クラブのFD(フットボールディレクター)を務めるスベン・ミスリンタット氏は、かつてシュツットガルトのスポーツディレクターとして遠藤や伊藤など日本人選手を獲得した実績を持つ。
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