阪神タイガースは18日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズ戦で1-2と敗北。熊谷敬宥の判定に対する不満を爆発させた阪神ファンのモノ投げ込み、『六甲おろし』熱唱によるヒーローインタビュー妨害が物議を醸している。そんな中、ネット上では阪神ファンと天皇杯・名古屋グランパス戦で暴徒化した浦和レッズサポーターの比較に注目が集まっている。
阪神は1点ビハインドの9回表一死、一塁ランナーの熊谷が盗塁を敢行。セーフの判定に、横浜DeNA三浦大輔監督はリクエストを要求する。この場面、京田陽太が熊谷にタッチする際にベースをふさいでいたものの、責任審判は「走者と野手が接触していますが、妨害とはいたしません」として判定をアウトに変更。横浜DeNAが2-1と逃げ切った。
すると試合終了直後、レフトスタンドに陣取っていた阪神ファンがブーイングを浴びせたほか、メガホンやゴミなどをスタンドに投げ込み。横浜DeNAのヒーローインタビューが行われている最中に、球団歌である『六甲おろし』を歌い続けるなど、スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。
一方、今月2日にCSアセット港サッカー場(名古屋市)で開催された天皇杯4回戦の名古屋グランパス対浦和レッズでは、試合後に浦和サポーターが名古屋サポーターの挑発に反応してピッチに乱入。名古屋サポーターによる横断幕を引き剥がしたほか、警備員や名古屋サポーターに対する暴力行為も確認されている。
また両クラブは19日19時34分キックオフの明治安田生命J1リーグ第24節で再戦。埼玉スタジアム開催の一戦では、厳戒態勢が敷かれていたこともあり大きなトラブルは発生しなかった。
プロ野球・横浜DeNA対阪神とJリーグ・浦和対名古屋がほぼ同時間帯に行われていたこともあり、X(旧ツイッター)上では、「熊谷選手」「六甲おろし」「阪神ファン」「浦和サポ」といったワードがトレンド入り。
浦和サポーターや阪神ファンが過去にも問題行動で注目を集めていただけに、「阪神ファンと浦和サポは同類」「阪神と浦和だと、どっちがマナー悪いんだろう?」「サッカーの浦和、野球の阪神はファンが熱すぎる」などと、阪神ファン・浦和サポーターの比較論が沸き起こっている。
名古屋戦で暴挙に走った浦和サポーターには、すでに複数試合の入場禁止等の処分が通達されているほか、JFAから追加処分を科される可能性もある。
それだけに、行き過ぎた行為に及んだ阪神ファンに対しても「NPB(日本プロ野球機構)は、Jリーグの浦和に対する処分と同じく、阪神ファンの入場禁止処分を科すべき」「浦和の件もそうだけど、チケット買ってくれるからってただ暴れる奴らを入場させないでほしい」と、NPBや球団への要望が相次いでいる。
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