
2023/24シーズン、ブライトンの顔として
そして今2023/24シーズンの開幕戦前の8月7日、プレミアリーグは公式SNSに新シーズンの開幕を祝った1本の動画を投稿。各チームの顔となる錚々たる選手たちが登場していたが、そこには前シーズン活躍したブライトン三笘の姿があった。
さらに8月11日、プレミアリーグが投稿した開幕戦の対戦カードとともに各チームの代表選手たちが添えられたイラスト画像にも、やはり中央に近いポジションに「THE ART OF DRIBBLE(ドリブルの芸術)」の書籍を持った三笘の姿が。また、ブライトン公式SNS(X)のヘッダーが三笘であることも、今やチームの顔であることを示している。
今シーズン開幕戦(8月12日)ブライトンはルートン・タウンと対戦(4-1)。左サイドの攻撃的なポジションに名を連ねたのはもちろん三笘であった。同試合、三笘は先制ゴールをアシストしてさっそく結果を残した。2点目は三笘が逆エラシコからの流れでPKを獲得してFWジョアン・ペドロがゴール。3点目は素早く切り替えた三笘が相手のクリアを拾い、FWシモン・アディングラのゴールに繋げた。
同試合終了後、ファン投票で決められるプレミアリーグ公式のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出された三笘。票数は54.5%と圧倒的で、2位のブライトン新加入FWジョアン・ペドロの30.2%を大きく突き放した。

開幕戦、昨シーズン上げた課題を克服
そんな2023/24シーズン開幕戦に対しては、地元メディア『サセックス・ライブ』は三笘に単独トップの8点をつけ「マーチの先制点をセットアップするボックス内へのエクセレントなクロス。継続的に相手DFを打ち負かして、試合を通して脅威的だった」と評価。
『サセックス・ワールド』も三笘にチームトップタイとなる8点をつけ「序盤は控えめだったが、見事な連携プレーに関与した。相手ディフェンダーを交わした後、2つ目のアシストが付くはずだったが(ダニー・)ウェルベックはシュートを打つのが遅すぎた。後半に入るとさらに鋭さを増し、ルートンにとって本当に厄介者となった」と評価した。
三笘は自身のプレーについて「勝てたのは大きいが、個人のコンディションはまだまだ。徐々に上げていけばいい」と答え、アシストに関しては「ああいうシーンを増やせばもっと脅威になれる」と分析。しかし現状に満足せず「まだまだクオリティ的には全然です」と続けた。
昨シーズン自身で挙げていた「周囲との連携」と「90分インテンシティを高く保ち続けること」の課題は、上記の評価(「見事な連携プレーに関与」「試合を通して脅威的」)も示すように、見事に克服したと思われる。

三笘の変わらない姿勢
ここまで上げてきた三笘の1年前と現在の状況を見ると、周囲の三笘に対する評価は大きく変わったことがわかる。ブライトンやプレミアリーグが三笘について取り上げることも増え、プレー集が掲載されるまでに名を上げた。デ・ゼルビ監督も、チームでいい成績を残すためには三笘の力が必要であるとインタビューで明かしている。
しかし、まったく変わっていない部分もある。それは三笘自身の姿勢だ。1年前、プレミアリーグデビューをした時も、初先発をした時も現状に満足していなかった三笘のコメントは、今シーズン開幕戦後も変わらなかった。メディアに取り上げられることも増え、世界最高峰のリーグで結果を残してもなお、現状に満足せず前に進んできた姿勢をもってこそ、今の三笘があるのだろうと思われる。
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