かつて鹿島アントラーズや大宮アルディージャを率いていた石井正忠氏は、2022/23シーズンまでタイ1部ブリーラム・ユナイテッドの監督として数多くのタイトルを獲得。今季もブリーラムを率いるとみられていたが、幹部としてタイ代表を支えることになりそうだ。
石井氏は鹿島や大宮を率いた後、2019年12月にタイ1部のサムットプラーカーン・シティFC監督に就任。タイ挑戦1年目から結果を残すと、2021年12月にサムットプラーカーンからブリーラムに引き抜かれる。
そのブリーラムでは、監督就任1年目の2021/22シーズンにいきなりタイ国内3冠を達成。元横浜F・マリノス所属選手のDFティーラトン・ブンマタンが中心選手として活躍する中、2022/23シーズンはリーグ戦で23勝5分2敗。国内で圧倒的な強さを誇り、2シーズン連続となるタイ国内3冠を成し遂げていた。
石井監督は今月5日のタイ・チャンピオンズカップでも指揮。12日にタイ1部2023/24シーズン開幕戦では格下コンケーン相手に0-0と引き分けていた。
そんな中、タイメディア『Fluke Family』の報道によると、ブリーラム会長が石井監督のタイ代表テクニカルディレクター就任を明言したとのこと。ただタイサッカー協会は今月13日時点で石井氏の入閣を公式発表していない。
ティーラトンやBGパトゥム・ユナイテッド所属MFチャナティップ・ソングラシンらを擁するタイ代表は、東南アジア屈指の強豪。FIFAワールドカップ・カタール大会はアジア2次予選敗退という結果に終わったものの、昨年12月から今年1月にかけて行われたAFF三菱電機カップ(東南アジアサッカー選手権)を制している。
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