アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、12日に行われたプレミアリーグ(イングランド1部)開幕戦で途中出場。セリエA(イタリア1部)インテルやアタランタへ移籍の可能性が取りざたされているが、残留に向かっているようだ。
冨安は今年3月16日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)スポルティングCP戦で右ひざを負傷。今季開幕後に復帰する可能性が伝えられていたが、懸命のリハビリもあり先月4日からプレシーズントレーニングに参加。今季は左サイドバックやセンターバックでの起用が濃厚と報じられる中、開幕節のノッティンガム・フォレスト戦では50分から負傷退場のDFユリエン・ティンバーにかわり左サイドバックでプレーしている。
その冨安には、今月上旬にインテルやアタランタからの関心が報じられた。イタリアメディア『カルチョメルカート』は、DFミラン・シュクリニアルをパリ・サンジェルマンへ放出したインテルが、3バックの右を補強ポジションに掲げるとともに、冨安を獲得上位候補にリストアップしたと報道。
アタランタの地元記者であるフィリッポ・マッギ氏は、アタランタからの関心を伝えているが、アーセナルは移籍金として3000万ユーロ(約47億3000万円)を要求するとみられている。
そんな中、イタリアメディア『トゥットメルカート』は冨安の去就について「冨安の将来はロンドンから遠くないはずだ。最近ではインテルやアタランタとの移籍が噂されているが、状況は根本的に変わった」とリポート。
ノッティンガム・フォレスト戦でティンバーが負傷したことに触れるとともに「ミケル・アルテタ監督は冨安の移籍を阻止するようクラブに要求する可能性がある」と伝えている。
なお英メディア『ブースルーム』は先日、UEFAチャンピオンズリーグとプレミアリーグを並行して戦う上で、アーセナルにとって冨安が必要不可欠な戦力だと主張している。アヤックスから加入したティンバーの負傷により、冨安にレギュラー奪取のチャンスが訪れた格好だ。
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