日本代表GK鈴木彩艶は今月6日、浦和レッズからベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍。プレミアリーグ(イングランド1部)マンチェスター・ユナイテッドからのオファーを拒否したことが話題を呼ぶ中、日本代表OBの内田篤人氏が同選手の決断に私見を述べた。
2021年に浦和のトップチームへ昇格した鈴木は、昨年7月のEAFF E-1サッカー選手権2022(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会で日本代表デビュー。パリ五輪世代の有望株として期待されているが、浦和では今季もGK西川周作のバックアッパーに甘んじていた。
そんな鈴木は出場機会確保という観点からSTVV移籍を決断。本人はユナイテッドからのオファーを断ったことについて、同クラブがインテルからGKアンドレ・オナナを獲得したことがオファー拒否の決定打になったことを明かしている。
この鈴木の選択には、かつてシャルケで活躍していた内田氏も興味津々。自身の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』で同選手のユナイテッド移籍拒否に話題が及ぶと、以下のようなコメントを残している。
「鈴木個人の判断があるから、(ユナイテッドに)行けよとは言えない。『(ユナイテッドで出場機会を得る可能性が)ワンチャンあるかな?』とは思わないんだね。彼はやっぱり真面目なので、ちゃんと考えたと思う」
一方でSTVV所属選手では、日本代表GKシュミット・ダニエルにリーグアン(フランス1部)FCメス移籍の可能性が浮上。それでも内田氏はシュミットのSTVV残留を想定した上で「シュミットとのGK争いで鈴木がスタメンをとるとなれば、A代表(森保ジャパン)でもスタメンをとれる」と、鈴木の将来を展望している。
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