3位:ドゥドゥ(ジュビロ磐田)
昨2022シーズンはわずか2試合の出場にとどまったジュビロ磐田のMFドゥドゥ。今2023シーズンはここまで26試合に出場。左サイドを主戦場に6ゴールをマークし、FWジャーメイン良に次ぐチーム内でも2番目に多い得点数でチームに貢献している。
エリア内におけるこぼれ球への反応速度やシュートの精度もさることながら、シュートレンジの広さも大きな魅力。第15節のザスパクサツ群馬戦や第17節のいわきFC戦では、いずれもゴールより遠く離れた位置からのシュートにも関わらず正確で鋭い一撃を突き刺している。
磐田は今季、序盤戦こそ勝ちきれないことも多くあったが、直近は11戦負けなしと一気に勝ち点を積み上げ、現在では自動昇格圏である2位につけている。しかし、プレーオフ圏に居並ぶ各クラブとの勝ち点差はまだ小さい。昇格を確実なものにするためにも、ドゥドゥにはまだまだゴールを挙げてもらう必要があるだろう。圧巻の長距離砲を放ったインパクトと、クラブを上位に引き上げる原動力となっていることからランキング3位とした。
2位:フアンマ・デルガド(V・ファーレン長崎)
2018シーズン以来5年ぶりにV・ファーレン長崎へ帰ってきたFWフアンマ・デルガド。長崎を離れて以降、大宮アルディージャを経てアビスパ福岡への移籍も果たし、長崎時代も含めてJ1での経験も数多く積んできた。
元々、強靭なフィジカルを武器にしたポストプレーに定評があったフアンマ。加えて2023シーズンはスコアラーとしての働きも光り、ここまで16ゴールはリーグトップタイ。日本に来てからこれまで、自身のシーズン最多は2019年の13ゴールだったため、早くも自己最多を更新している。その得点力で昨季11位に終わったチームをプレーオフ圏に引き上げる原動力となっていることから、活躍度ランキングで2位とした。
2017年には11ゴールという数字を残し、長崎をクラブ史上初となるJ1昇格に導いたフアンマ。そのとき以上の得点を挙げて好調ぶりを見せているだけに、今季も自身の勢いをそのままチームの昇格につなげられるのか、残りのシーズンも注目が集まる。
1位:エリキ(町田ゼルビア)
J2の首位を走る2023シーズンの町田ゼルビア。そのチームを牽引しているのがFWエリキだ。今季より加入した新戦力にも関わらず、チームに順応し得点を量産している。
開幕直後の3試合は、久々のJリーグ参戦という影響もあってか得点を挙げられない試合が続いた。しかし、第4節の水戸ホーリーホック戦で今季初ゴールを挙げて以降ここまでに16ゴールをマーク。首位町田の攻撃を支える存在となっている。
高い決定力とスピードを武器とした攻撃力はもちろんだが、守備での貢献度も極めて高い。献身的なプレスや後方まで下りてきての守備など、チームのためにプレーする姿が印象的だ。2019~2020シーズンは横浜F・マリノスでプレーしていたエリキ。2019年の横浜FM優勝にも大きく貢献している。
今季はJ2の町田で、チームを初優勝に導けるのか。そして、これも初となるJ1への昇格を決められるのか。現在挙げている16ゴールは、J2の得点ランキングで長崎のFWフアンマ・デルガドと並びトップタイ。個人タイトルも含め、引き続きJ2の最注目選手であることは間違いない。
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