欧州では、MF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF鎌田大地(ラツィオ)など、多くの日本人選手が活躍。韓国国内で日本と韓国のサッカー格差に関する議論が白熱する中、韓国代表選手がDFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)を例に韓国サッカーの可能性を訴えている。
韓国紙『中央日報』は、直近2年半の日韓戦(年代別代表の試合も含める)で韓国代表が5試合つづけて0-3と敗れたことに触れた上で、「韓国サッカーが日本に追い越されたのは10年以上も前のこと」という韓国サッカー関係者のコメントを紹介。
欧州でプレーする選手の数が「28(韓国)対136(日本)」であることも指摘。今夏に韓国国内クラブから欧州移籍した選手数が日本と比べて少ないことに触れると、「日本との格差は大きい」と嘆いている。
また同紙は日本サッカー界の取り組みにも注目。「シント=トロイデンVVのように企業が欧州クラブを買収したほか、日本サッカー協会は2020年にドイツ・デュッセルドルフに日本代表の海外拠点を作った」と綴っている。
ただ『中央日報』がとある韓国代表選手に対して、両国のサッカー格差について取材したところ、当該選手は「日本人選手の競争力は認める。だけど、キム・ミンジェのように韓国のユースシステムを経てワールドクラスに成長した事例がある」と反論。「選手個々人の競争力を高めることが両国の格差を減らす道だ」と私見を述べたという。
キム・ミンジェは今夏、セリエA(イタリア1部)ナポリからバイエルンへ完全移籍。即戦力として期待される中、7日に行われたASモナコとの練習試合で自らのパスミスから失点。対照的にモナコ所属MF南野拓実は1ゴールをあげたほか、PKも獲得するなど結果を残している。
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