徳島ヴォルティスは6日に行われた明治安田生命J2リーグ第29節で、ジェフユナイテッド市原・千葉に3-3と引き分け。試合後、FW柿谷曜一朗がゴール裏のサポーターと意見交換をしたが、ベニャート・ラバイン監督の振る舞いにも注目が集まっている。
徳島は6月11日に行われたJ2第20節・栃木SC戦を最後に、リーグ戦で白星なし。第21節・モンテディオ山形戦以降は6分3敗と勝ちきれない試合が続いている。またホーム開催の千葉戦でも、終盤まで3-1とリードしながらも、後半41分から8分間で2失点。土壇場に同点ゴールを許して勝ち点を落とした。
直近数試合の戦いぶりに、一部のサポーターから不満が噴出。ゴール裏のサポーターに共闘を訴える柿谷の様子がX(旧ツイッター)上で拡散されており、同選手に対する支持や称賛、クラブに対する激励のメッセージが数多く寄せられている。
そんな中、徳島市議会議員の小野よしはる氏も7日未明に自身のXを更新。柿谷とサポーターによる意見交換の様子を引用した上で「苦しい状況でもしっかりと気持ちを伝えてくれた柿谷選手。文句を言うのは簡単だが、私たちはサポーター。選手たちにあんな顔させるのではなく、次こそは勝とう!とやる気にさせる声援を。動画にも聞こえる子どもの『ガンバレ!』が選手とサポーターにも届きますように」と綴っている。
また「なぜ監督が出てこない?」というメッセージが寄せられると、同氏は「ラバイン監督はインタビュー後に合流されましたが、もう曜一朗が対応していました。しかし最後に監督から一言欲しかったところです。クラブの対応に不満のサポーターは多かったと思います」と反応。指揮官からサポーターにむけてメッセージが無かったことに言及するとともに、サポーターの思いを代弁した。
9試合未勝利でJ3降格圏内の21位に転落した徳島。サポーターと選手、クラブ関係者が今まで以上に一体感を持って、今月13日に栃木戦に臨みたいところだ。
コメントランキング