ロアッソ熊本は先月29日開催の明治安田生命J2リーグ第28節V・ファーレン長崎戦で1-4と大敗。試合後、ネット上でゴール裏における応援の仕方に関して様々な意見が飛び交う中、同クラブのスポンサー企業CEO(最高経営責任者)によるSNS投稿に注目が集まっている。
熊本は今季リーグ戦28試合を終えて8勝8分12敗。6月25日のJ2第22節ジュビロ磐田戦以降はリーグ戦で2分5敗と白星がない。またトランスコスモススタジアム長崎で行われた九州勢同士の対戦でも、前半キックオフからわずか5分で2失点。後半にも追加点を許すと、試合終了間際にMF平川怜のゴールで1点を返すにとどまった。
チームが苦境に陥る中、長崎戦後にはゴール裏でトラブルが発生した模様。熊本のパートナー契約を結んでいる『株式会社キャップドゥー・ジャパン』の森田晃輝CEOは試合翌日、自身のツイッターアカウント(現X)で「昨日のゴール裏の揉め事の現場の真後ろに、私、実は、おりまして…」と切り出すと、当時の状況を説明、以下のように自身の思いを綴った。
「結論から言いますと『両者ともマジで応援頑張ってた』。でも、試合後の感情の出し方の違いがあって、揉めちゃったんだよね。真剣に応援してるからこそ厳しい言葉を発してしまう気持ちもわかる。気持ちを抑えて前向きな言葉を発することもすごく大切だとも思う。でも、どちらが良いとか悪いとかは無く、お互いが認め合わなければならないと思う」
「ただ、選手や監督、コーチを傷つけるような事は絶対にダメだよね。彼らはプロなんだよね。プロ。『生活』がかかってる。『人生』をかけてる。 ダメなら終わりなんだよ。彼らは。そんな彼らを、我々サポーターは傷つけてはいけない」
「そして、サポーター同士が揉めて欲しくもない。 俺たちサポーターはロアッソ熊本を信じロアッソ熊本と共に歩むんだよね? 選手たちを傷つけてはならない。信じよう。共に、歩もう。共に」
サポーター同士、そして選手や監督、コーチとの関係について一石を投じた森田氏。サポーターの間でも一体感をもった応援を求める声が高まっている。
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