日本代表DF吉田麻也は、今年6月にシャルケを退団。MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)ロサンゼルス・ギャラクシー移籍の可能性が現地で報じられる中、ドイツ国内では現役引退説が広まっている。
ドイツメディア『Der Westen』は今月28日、1か月以上にわたり無所属状態である吉田の現状を特集。「吉田はまだクラブを探している」とし、同選手が新天地を見つける可能性について以下のように綴っている。
「彼はブンデスリーガでの1シーズンを終えて再び前に進む。しかし彼がどこへ行くのか、まだ明らかではない。彼の周囲はとても静かであり、噂も憶測もほとんどない。プレミアリーグ、セリエA、エールディビジ、J1リーグ、ブンデスリーガなど、吉田は多くのリーグでプレーしており、豊富な経験を持っている。それに日本代表でも長年キャプテンを務めていた。しかし、移籍市場ではそれほど需要がない」
その上で同メディアは「吉田には現役を終えるという選択肢もあり得る」と主張。ただ一方で「彼はシャルケ在籍期間に、現役引退を考えていないと強調していた。(ドイツの)移籍期間は8月31日までだが、吉田は契約上の拘束を受けていないため、理論的には9月以降もクラブに加入することが可能だ」としている。
吉田は昨年7月にシャルケと1年契約を締結。2022/23シーズン序盤から守備陣の主力選手として活躍していたが、シャルケはブンデスリーガ(ドイツ1部)で17位に終わり2部降格。「ブンデスリーガ残留」という契約延長の条件が満たされなかったことにより、わずか1年でチームを離れた。
『Der Westen』はシャルケ時代のパフォーマンスについて「シャルケ加入当初は、誰もが彼が守備陣の新しいボスになると期待していた。しかし彼は中心選手としての役割をほとんど果たせなかった。チームメイトをサポートするために、自分のパフォーマンスに苦しむことがあまりにも多かった」と、厳しい評価を下している。
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