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吉田麻也、米MLS移籍浮上も「欧州離れると…」ドイツ2部行きには難色

吉田麻也 写真:Getty Images

 日本代表DF吉田麻也は、今年6月にシャルケを退団。ラ・リーガ(スペイン1部)バルセロナの訪問で注目を集める中、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)ロサンゼルス・ギャラクシー移籍の可能性が現地で報じられている。

 吉田はシャルケ退団後、古巣の名古屋グランパスや栃木SCの練習にも参加したほか、レアル・ソシエダ所属MF久保建英とともに練習。今月下旬にはドイツやイギリス国内でトレーニングを行ったほか、サウサンプトン時代のチームメイトである現バルセロナ所属DFオリオール・ロメウと再会していた。

 そんな中、米メディア『ジ・アスレチック』はLAギャラクシーが守備陣の選手層に不安を抱えていると指摘した上で、吉田を獲得候補として紹介している。同クラブは補強禁止処分を受けているが、処分期間はアメリカの移籍ウィンドウ最終日の8月2日まで。無所属の選手については9月2日まで獲得可能であるだけに、1か月間で緊急補強を行う可能性もあるという。

 吉田はサウサンプトン、サンプドリアなどをへて、昨年7月にシャルケと1年契約を締結。2022/23シーズン序盤から守備陣の主力選手として活躍していたが、シャルケはブンデスリーガ(ドイツ1部)で17位に終わり2部降格。「ブンデスリーガ残留」という契約延長の条件が満たされなかったことにより、わずか1年でチームを離れた。

 また同選手は先月、日本代表OB内田篤人氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演した際、ドイツ2部所属クラブから接触があったことを告白。「ドイツ2部クラブから話はあったが、モチベーションを高められるか、自分自身楽しめるのかという葛藤がある。ただ欧州を離れると、次(の移籍先)が難しくなる」と、複雑な思いを語っていた。