横浜F・マリノスは今月27日、日本代表MF藤田譲瑠チマの完全移籍でベルギー1部シント=トロイデンVVとクラブ間合意に達したと公式発表。MF岩田智輝も含めて日本人選手の海外移籍が相次ぐ中、U20日本代表MF山根陸にセリエA(イタリア1部)ユベントス移籍の可能性が報じられている。
山根は昨年、横浜FMのトップチームに昇格。プロ1年目の昨季にJ1リーグで11試合に出場すると、今季はここまでリーグ戦9試合でプレー。中盤や右サイドバックで起用される中、今月23日に行われた「Jリーグワールドチャレンジ」のマンチェスター・シティ戦でも後半途中からピッチに立っている。
また同選手は、年代別の日本代表でも台頭。U20日本代表の一員として今年3月にAFC U20アジアカップに参戦したほか、5月にはFIFA U20ワールドカップのグループリーグ全試合でピッチに立っている。
そんな中、ユベントスの情報を専門に扱う『ユーベ・メディア』はイタリア紙『ラ・スタンパ』の報道を引用して「ユベントスは山根の動向を注視している」とリポート。「契約を結んだら、他クラブへレンタル移籍させるだろう」と、海外挑戦1年目からユベントスでプレーする見込みがないこともあわせて伝えている。
ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、同選手と横浜FMの契約期間は2025年1月までとのこと。市場価値は25万ユーロ(約3800万円)と見積もられている。
なおユベントスはセリエAを30度以上、UEFAチャンピオンズリーグを2度制した強豪。2022/23シーズは勝ち点10をはく奪されたことにより、7位に終わっている。過去にMF堂安律(SCフライブルク)やDF板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)への関心も報じられたユベントス。将来有望な日本人選手の獲得に動くか注目が集まる。
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