プレミアリーグ マンチェスター・シティ

「マンC戦盛況はカネの力」セルティックvs横浜FMの空席揶揄に現地反発

横浜F・マリノスvsセルティック 写真:Getty Images

 横浜F・マリノスは今月、FW前田大然擁するスコットランド1部セルティックやプレミアリーグ(イングランド1部)マンチェスター・シティと対戦。英メディアが2試合の観客数を比較したことにより、現地では両クラブの人気度について論争が繰り広げられている。

 セルティックは今月19日に横浜FM(日産スタジアム)と対戦したほか、22日にはガンバ大阪(パナソニックスタジアム吹田)と激突。ただチケット価格が高額だったこともあり、横浜FM戦の公式入場者数は20263人。バックスタンド2階席はほぼ空席だった。

 一方、シティは23日に国立競技場で横浜FMと対戦したほか、26日にはバイエルン・ミュンヘンとの親善試合に臨む。日本ツアー初戦の横浜FM戦では61618人が国立競技場に駆けつけ、FWアーリング・ブラウト・ハーランドの2ゴールに酔いしれた。

 マンチェスターの地元紙『マンチェスター・イブニングニュース』は24日、セルティックvs横浜FM、シティvs横浜FMの2試合を比較。「シティ戦では、セルティック戦の2倍以上ものファンが来場した。シティがブルースマニアを生み、セルティックを嫉妬させた」と報じている。

 するとセルティックの専門サイト『67 Hail Hail』は「セルティックの日本ツアーは成功」と強調。以下のような内容で、『マンチェスター・イブニングニュース』の報道内容に反発している。

 「シティがハーランド、ロドリらスター選手を擁していたことを踏まえると、横浜FM戦に大観衆が集まったのも驚くべきことではない。シティが日本で大観衆を集めるのは、スター選手を獲得しているからだ。セルティックが経営できているのは、単に我々の輝かしい歴史のおかげである。お金によってもたらされたものではない」

 「シティがUEFAチャンピオンズリーグのノックアウトステージでスタジアムを満員にするのに苦戦している中、セルティックはは事実上全試合満員となっている」

 今年の夏は、セルティックやシティのみならず、バイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマンなど複数クラブが来日している。7月末までほぼ毎日プレシーズンマッチが組まれているだけに、各試合の観客数にも注目が集まっている。