元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、今季途中で明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸を退団。MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)インテル・マイアミ移籍で合意と報じられるなど、FWリオネル・メッシをはじめバルセロナ時代のチームメイトとの再会が現実味を帯びている。
マイアミの情報を専門に扱う『オールアバウト・インテル・マイアミ』は20日に「イニエスタとマイアミの交渉は進んでいる。2025シーズン終了後までの2年、1年間の契約期間延長オプション付きで契約間近だ」とリポート。スペイン人ジャーナリストのアーロン・ドミンゲス氏も「イニエスタとマイアミが大筋合意」と伝えている。
スペイン紙『スポルト』も「外部からの情報」とした上で、イニエスタのマイアミ移籍合意を伝えている。ただ一方でマイアミ加入実現にむけての問題点も指摘している。
MLSでは特別指定選手制度が設けられており、サラリーキャップ制度の範囲外で最大3選手の登録が可能となっている。ただマイアミはすでにメッシ、MFセルヒオ・ブスケツを迎え入れているほか、20日にはDFジョルディ・アルバの獲得を公式発表。イニエスタを獲得するためには、同選手が神戸時代からの大幅減俸を受け入れることが必要条件とであるようだ。
また複数の南米メディアの報道によると、マイアミは元バルセロナ所属選手であるFWルイス・スアレスの獲得交渉も進めている模様。ただ特別指定選手制度枠の兼ね合いもあり、過去に巨額年俸を受け取っていた選手を5名も獲得する可能性は低いと考えられる。
なおイニエスタは神戸在籍時、20億円規模の年俸を受け取っていたという。マイアミの共同オーナーであるデビッド・ベッカム氏が、特別指定選手制度枠が絡む問題にどう向き合うのか注目が集まる。
コメントランキング