Jリーグは18日、6月度の「明治安田生命Jリーグ KONAMI月間ベストゴール」を公式発表。J1リーグでは、サンフレッチェ広島所属MF川村拓夢が京都サンガ戦で決めたゴールが選出された。しかし試合後にオフサイドの可能性が指摘されていただけに、ネット上では選考の妥当性を問う声が上がっている。
6月4日に行われたJ1第16節の広島対京都では、2-1と広島リードで迎えた後半アディショナルタイムに川村が自陣でボールを奪うと、相手選手を振り切ってドリブルで独走。相手ゴールキーパーとの1対1で冷静に流し込み、チームに追加点をもたらしている。
ただ敵陣でボールタッチが大きくなった際、オフサイドポジションにいたFWナッシム・ベン・カリファがボールに関与した可能性があるという指摘が。オンフィールドレビューによりゴールと認められたものの、元審判員の家本政明氏はベン・カリファの相手選手を手で押さえる行為が反則にあたるとしてノーゴールとの見解を示していた。
川村の京都戦ゴールを紹介するJリーグ公式ツイッターアカウントの投稿には、同選手に対する祝福メッセージが寄せられている。ただ一方で「オフサイドなのでは?」とノーゴールと主張するSNSユーザーも。「もっと良いゴールもあった」「みんなが納得できる選考を」と選考委員に対する厳しい声も上がるなど、Jリーグファンの間で議論が白熱している。
なお川村は月間ベストゴール受賞をうけて、Jリーグ公式サイトを通じて以下のようなコメントを残している。
「6月度の月間ベストゴールに選出いただき、嬉しく思います。ゴールシーンを振り返ると、一人目のDFに対して体を入れ切った時、前を見たら道があったので思い切ってドリブルで進むことにしました。当時は連戦中でしたが、後半アディショナルタイムでも走り切れる自分の良さが出たゴールだったと思います。これからも勝利に繋がる得点を決められるように頑張っていきたいです」
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