今月12日開催の天皇杯3回戦・FC東京対東京ヴェルディ(東京ダービー)で、一部のFC東京サポーターによる違反行為が確認。クラブによる調査や当該サポーターの処分が行われる中、16日開催の明治安田生命J1リーグ第21節・鹿島アントラーズ戦での応援自粛が話題を呼んでいる。
東京V戦では試合前に、味の素スタジアム周辺にある「TOKYO GREEN」と書かれた「スーパースポーツゼビオ調布東京スタジアム前店」の案内看板に何者かが卵を投げつけていた。またキックオフ前には一部サポーターによる発煙筒を焚いたほか、花火を打ち上げている。
周囲からの批判が相次ぐ中、FC東京ゴール裏で応援を先導するサポーターのひとりが16日午後に自身のツイッターアカウントを更新。違反行為について謝罪するとともに、鹿島戦での応援自粛をアナウンスしている。
「まず初めに、今回の騒動の件で多くの方にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。当日の経緯といたしましては、選手入場時にベロ旗を掲出することは予定しておりましたが、花火及び発煙筒の持込み、使用に関しては、私たちも把握しておりませんでした。しかし、あの場所で起こったことについてそれらの使用が確認出来た時点で、私たちが止めなければいけませんでした」
「これらの責任を重く受け止め、私たちは本日の鹿島戦において、太鼓や拡声器を使った応援、横断幕の掲出を自粛いたします。ピーター東京の新体制で、無敗が続く中、また、安部選手を送り出す重要な試合にて、このような事になってしまい、大変申し訳ございません」
この投稿はツイッター上で瞬く間に拡散。応援自粛に理解を示す声がある一方で、違反行為に対する向き合い方に異議を唱えるSNSユーザーも。「何の反省にもなっていない」といった厳しい意見も寄せられている。またベルギー1部RWDモレンベークへの移籍が決まったMF安部柊斗のラストマッチであるだけに、応援自粛を残念に思うサポーターも見られる。
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