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元C大阪・坂元達裕が英2部コヴェントリー移籍。移籍金2億円でベルギー勢制す

坂元達裕 写真:Getty Images

 かつてモンテディオ山形やセレッソ大阪でプレーしていたMF坂元達裕は、今週中にもベルギー2部KVオーステンデからイングランド2部コヴェントリーへの移籍が正式決定するようだ。

 同選手は昨年1月にC大阪からオーステンデへレンタル移籍すると、早速レギュラーに定着。2021/22シーズン終了後に完全移籍へ移行するとともに、オーステンデと新たに3年契約を結んでいた。そして2022/23シーズンもリーグ戦34試合中29試合の先発出場で6アシストをマーク。攻撃陣の主力選手として活躍していた。

 そんな坂元には以前から日本代表FW伊東純也の古巣KRCヘンク、DF渡辺剛擁するKAAヘントからの関心が報じられていた。しかしベルギー紙『Het Nieuwsblad』は今月8日に「坂元はイングランド2部コヴェントリー・シティFC移籍に迫っている」と報道。コヴェントリーの提示したオファーが、ベルギー1部所属2クラブの条件を上回るとみられていた。

 すると英メディア『コヴェントリーライブ』は10日に「坂元はコヴェントリーのトレーニングキャンプ参加のため、ポルトガルに向かっている。今日にも書類手続きを完了させ、正式にサインを交わす予定だ」とリポート。移籍金は120万ポンド(約2億2000万円)とみられ、「オーステンデは多額の負債を抱えているため、その移籍金額に満足するだろう」と綴られている。

 コヴェントリーは1986/87シーズンにFAカップを制覇。2000/01シーズンを最後にプレミアリーグの舞台から遠ざかっている。それでも2019/20シーズンに英3部リーグで優勝し、2部へ復帰。2022/23シーズンは首位バーンリーから勝ち点31差の5位で終えている。

 なおイングランド2部リーグでは、日本代表DF中山雄太がハダースフィールド・タウンFCに在籍。先日には、MF三好康児がロイヤル・アントワープからバーミンガム・シティFCへフリー移籍している。