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鎌田大地にソシエダ移籍浮上「久保建英の存在が…」監督も獲得方針容認か

鎌田大地 写真:Getty Images

 日本代表MF鎌田大地は、2022/23シーズン限りでブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを退団。セリエA(イタリア1部)ミラン移籍破談の可能性が取りざたされる中、ローマやユベントスにくわえてMF久保建英所属のレアル・ソシエダも移籍先候補に浮上している。

 スペインメディア『El Gol Digital』は3日に「鎌田獲得を狙うソシエダの作戦」と見出しをうち、「ミランは鎌田獲得へ万全の態勢を整えているように見えた。しかし、この作戦はここ数時間で完全に失敗に終わり、複数クラブが彼を獲得しようと急ピッチで動いている。興味を示しているクラブの中には、ソシエダも含まれている」とリポート。ソシエダの動きや鎌田のクオリティについて以下のように綴っている。

 「ロベルト・オラベSD(スポーツディレクター)はが自ら交渉の指揮を執り、選手とチームの双方が満足するような合意に達することを望んでいる。それにイマノル・アルグアシル監督も鎌田獲得にゴーサインを出している」

 「ソシエダが鎌田に興味を持ったのは偶然ではない。今まで彼の成長を注意深く見守り、ピッチ上での彼のクオリティと多才さに感銘を受けてきた。アルグアシル監督のプレースタイルに完璧にフィットする可能性を証明しており、もう一人の日本人選手である久保の存在が適応を後押しするだろう」

 ただ鎌田を巡る争奪戦は激化している模様。複数のイタリアメディアが同選手の移籍先候補としてローマやユベントスの名前を挙げているだけに、『El Gol Digital』は「鎌田の移籍は複雑な問題であり、最終決定までには時間がかかるだろう」としている。

 なおミランはチェルシーからMFルーベン・ロフタス=チークを獲得。EU圏外選手枠が残り1枠となる中、ミランはビジャレアルに所属するナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼの獲得を優先するとみられている。イタリアメディア『メディアセット』は、鎌田とミランの交渉について「待機状態だ」と報じている。