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元柏オルンガ、プレミア移籍報道に言及。カタール残留の可能性浮上も

マイケル・オルンガ 写真:Getty Images

 元柏レイソル所属選手のケニア代表FWマイケル・オルンガは、カタール1部アル・ドゥハイルからのフリー移籍が濃厚と報じられていた。プレミアリーグ(イングランド1部)エバートンをはじめ複数クラブからの関心が取りざたされていたが、ここにきて残留の可能性が浮上している。

 同選手は柏在籍時にJ1リーグ得点王とMVPに輝くと、2020年12月に柏からアル・ドゥハイルへ完全移籍。加入1年目から持ち前の決定力を発揮し、国内カップ戦優勝に貢献。2022/23シーズンも国内リーグ戦で22ゴールと2シーズンつづけて得点王のタイトルを獲得。チームをリーグ優勝やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト4入りへ導いている。

 そんなオルンガとアル・ドゥハイルの契約期間は今年6月末に満了と報じられていたほか、ケニアメディア『ネイションアフリカ』のデビッド・クワリムワ記者は先月下旬に「彼はプレミアリーグへの移籍を熱望しているだろう。彼はずっとこのチャンスを望んでいた。アル・ドゥハイルからの契約延長オファーはまだない。オルンガの代理人は積極的に活動している」と伝えていた。

 またオルンガの移籍先候補には、プレミアリーグ(イングランド1部)エバートン、スコットランド1部レンジャーズ、トルコ1部ガラタサライ、ギリシャ1部オリンピアコスなど複数クラブがあがっている。

 ケニアメディア『Tuchapiane』の報道によると、オルンガ本人は欧州クラブからの関心報道について「何が起こるか見てみよう。憶測で何かを言いたくはないけど、結局のところ、こういったクラブのレーダーに引っかかると、最高の気分になる。すごいことをやっているということだ」と前向きなコメントを残したという。

 一方、オルンガの兄弟であるビクター・オガダ氏は、アル・ドゥハイルとの契約が満了を迎えたという報道内容を否定。「カタールでの契約は3年ほど残っているし、カタールから離れるのは難しいと思う。クラブは彼を信頼している。だが、サッカー界では何が起こるか分からない」と語ったようだ。