
MF:川村拓夢(サンフレッチェ広島)
前半のうちに先制されながらも、後半一気に逆転し勝利を収めた第12節のサンフレッチェ広島(対アビスパ福岡3-1)。難しい試合展開の中、豊富な運動量でチームを支えたのがMF川村拓夢だ。終盤まで落ちないその運動量と切り替えの早さで攻守に躍動。極めつけはカウンターの起点となり、自ら得たチャンスを決めきる勝負強さを発揮。とどめの3点目を挙げて勝利に大きく貢献した。

MF:菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)
第12節でFC東京を相手に大勝を収めた北海道コンサドーレ札幌(5-1)。うち2ゴールを挙げる活躍を見せたのが、左のウイングバックとして起用されたMF菅大輝だ。最初のチャンスこそ弱くキーパー正面のシュートになってしまったが、次のチャンス1点目のシーンでは「らしさ」全開。左足一閃の鋭いシュートでネットを揺らし、2点目は冷静に右足でコースを狙ったシュートでゴールを奪って勝利に貢献した。

MF:金子拓郎(北海道コンサドーレ札幌)
2023シーズンも多くの試合でドリブル突破を中心に攻撃力を見せつけている北海道コンサドーレ札幌のMF金子拓郎は、第12節でも躍動した(対FC東京5-1)。序盤から右サイドからのチャンスメイクで貢献し、前半PKの場面でも落ち着いたシュートでチームにとっての3点目を生み出している。さらに終盤には大量リードの余裕もあってか、相手を華麗にかわしてこの日2ゴール目を挙げ、チームに勢いをつける大勝に一役買った。

MF:関根貴大(浦和レッズ)
5月に未消化だった第12節を制して上位との差を縮めたい浦和レッズ。ホームに湘南ベルマーレを迎え4-1と快勝で終えた。直近3試合はいずれも引き分けと足踏み状態だっただけに、残る後半戦に向けて大きな自信となったことだろう。そんな1戦で一際輝きを放ったのがMF関根貴大だ。序盤から意表をついた縦パスや、エリア内をえぐるドリブルでチャンスを作り、後半には冷静に相手の動きを見ながらのシュートで勝ち越しゴール。さらに直後にもグラウンダーのクロスに合わせて2点目を挙げ、勝利の立役者となった。

FW:ヤン・マテウス(横浜F・マリノス)
第11節の3得点(対サガン鳥栖3-1)に続き、第12節でも4得点と多くのゴールを奪って勝利した横浜F・マリノス(対京都サンガ4-1)。中でも1ゴール1アシストで躍動したのが、FWヤン・マテウスだ。序盤にMF西村拓真のゴールをハイクオリティなボール供給で演出し、2点目のオウンゴールも鋭いクロスボールによって誘発。さらに3点目の場面で冷静にシュートを決めるなど、終始安定した働きを見せた。

FW:大迫勇也(ヴィッセル神戸)
開幕から好調のヴィッセル神戸は、第12節で横浜FCと対戦。第11節(対名古屋グランパス2-2)で終了間際に追いつかれた悔しさを払拭する3-0の快勝となった。この試合、FW大迫勇也はさすがの存在感を放った。前半終了間際に自ら獲得したPKを冷静に沈めると、後半開始早々には冷静なトラップからのボレーで2点目を挙げた。さらにその直後にはスルーパスで3点目の起点となり、3ゴールすべてに絡む働きでチームに勝利をもたらした。
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