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菅原由勢、守田英正所属スポルティング移籍へ前進。現地「AZが退団容認」

菅原由勢 写真:Getty Images

 オランダ1部AZアルクマール所属の日本代表DF菅原由勢は、今月20日のキリンチャレンジカップ2023ペルー戦で先発出場。MF守田英正擁するポルトガル1部スポルティングCPへの移籍が近いと、現地メディアが報じている。

 菅原は2019年6月に名古屋グランパスからAZへ期限付き移籍。海外挑戦1年目から出場機会を得ると、2020年に完全移籍へ移行し、2025年6月までの複数年契約を締結する。そして今季はオランダ1部リーグ26試合の先発出場で3ゴール8アシスト。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ本戦では12試合中11試合でスタメン出場と、不動の右サイドバックとしてベスト4入りに大きく貢献した。

 菅原がスポルティングCPへ移籍する可能性については、ポルトガル紙『O JOGO』が今月9日に「AZは当初、移籍金を1000万ユーロ(約14億円)に設定していた。しかし菅原が移籍を望んでいることから、800万ユーロ(約12億円)に下げた。スポルティングは最大で850万ユーロ(約12億7000万円)の支払いが可能だ」とリポート。

 スポルティングCPが高額の移籍金を理由にブライトン所属DFタリック・ランプティの獲得を諦め、ターゲットを菅原に変更したこともあわせて伝えていた。

 すると同紙は20日になって「AZはすでに菅原の退団を認め、後釜確保に向かっている」と報道。これによると、AZはPSVアイントホーフェンU21からスパルタ・ロッテルダムへレンタル移籍しているDFシュランディ・サンボをリストアップしたという。

 FIFAワールドカップ・カタール大会出場こそ逃したものの、第2次森保ジャパンで4試合連続スタメン出場と頭角を現している菅原。守田との日本人コンビ結成の可能性に注目が集まっている。