U19全日本大学選抜は今月17日、『第45回アンジェロ・ドッセーナ国際ユース大会』決勝でセリエA(イタリア1部)アタランタ下部組織を1-0で下して優勝。大会MVPのMF山市秀翔(早稲田大学)と得点王のFW小湊絆(法政大学)に、ブンデスリーガ(ドイツ1部)バイエル・レバークーゼン移籍の可能性が浮上している。
U19全日本大学選抜は予選リーグを3戦3勝。16日の準決勝モンツァ戦では小湊のハットトリックもあり、4-1で勝利していた。そして決勝戦では、予選リーグで勝利したアタランタと再び激突。75分にFW森夲空斗(青山学院大学)が決勝ゴールをあげたほか、山市と小湊はいずれもフル出場し、タイトル獲得に貢献した。
日本人選手の活躍ぶりには、イタリア・クレモナの地元紙『クレモナ・スポルト』が注目。同紙は「予選リーグでU19全日本大学選抜がアタランタを6-2で下した後、欧州主要リーグの複数クラブが日本人の若手選手をより深く知るために行動を起こした。レバークーゼンのスカウト陣数名が視察に訪れており、山市と小湊に興味を持っている」と伝えている。
また山市について「ピッチ内外でリーダー的存在であり、羨ましいほどのテクニック、フィジカル、キャラクター(性格)の持ち主だ」と称賛。大会7得点の小湊には「ゴールへの感覚とスピードで、ヨーロッパを驚かせた」としている。
山市は横浜F・マリノスの下部組織出身。2021年に桐光学園サッカー部のキャプテンを務めると、昨年4月から早稲田大学でプレーしている。一方の小湊は横浜FCの下部組織出身であり、青森山田高校では現FC東京所属MF松木玖生から背番号「10」を継承。今年4月に法政大学に進学している。
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