かつてFC東京に在籍していたDF渡辺剛は今月、ベルギー1部KVコルトレイクからヘントへの完全移籍。13日の会見で、ヘント加入を決断した理由や今後の目標を語っている。
同選手は2021年12月にFC東京からコルトレイクへ完全移籍。2022/23シーズンはベルギー1部リーグ唯一のフィールドプレーヤー全試合フル出場を達成。インターセプト数313回、タックル勝率82%、チャレンジ勝利数350回、守備時空中戦202回と4つのスタッツでベルギー1部リーグトップの数値をマークしていた。
渡辺にはベルギー1部クラブ・ブルッヘやヘントからの関心が報じられていたが、同選手はヘントと4年契約を結んだ。これについて本人は「ヘントではもっと成長できますし、クラブ・ブルッヘよりもプレーするチャンスが多いと思います」と語っている。
また渡辺は2023/24シーズンの目標を聞かれると、「リーグ優勝したいですし、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグで好成績を収めたいですね」と回答。その上で「もう一度日本代表でプレーしたいですし、いつかブンデスリーガでプレーをすることも僕の夢です」と自身の野望を明かした。
同選手はFC東京在籍時の2019年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)で日本代表に初選出。12月14日の香港戦で代表デビューを果たしたものの、2020年以降は一度も代表メンバーに名を連ねていない。
それだけにコルトレイク在籍時の今年1月にも、ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』のインタビューで「日本代表のメンバーに入りたいですね。森保一監督から話は聞いたことがありませんが、もしかしたら来るかもしれません。ワールドカップの舞台でプレーするのが、幼い頃からの夢です」とコメントを残していた。
なおヘントは元日本代表FW久保裕也の古巣であり、今季のベルギー1部リーグを5位で終了。プレーオフを5勝1分で終え、来季UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場権を獲得している。
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