セルティック、ポステコグルー後任で横浜FM監督招聘か「日本人選手獲得で…」

　スコットランド1部セルティックでFW古橋亨梧やFW前田大然など日本人選手を指導していたアンジェ・ポステコグルーは今月6日、プレミアリーグ（イングランド1部）トッテナム・ホットスパーの監督に就任。現地では、セルティックがポステコグルーの後任として横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督招へいを期待する声が沸き起こっている。

　セルティックは2021年6月に横浜FMからポステコグルーを引き抜くと、直近2年間で6名の日本人選手を獲得。古橋や前田、MF旗手怜央が主力選手として活躍したこともあり、今季はリーグ連覇、スコットランド3冠を成し遂げている。

　英紙『デイリーメール』は6日、ポステコグルー監督の後任候補に関する特集記事を掲載。元リーズ・ユナイテッド指揮官でFW南野拓実を指導した過去を持つジェシー・マーシュ氏、マンチェスター・ユナイテッドでMF香川真司を指導していたデイヴィッド・モイーズ氏ら8名を後任候補に挙げている。

　またマスカット現横浜FM監督について「現役時代の2002/03シーズンにレンジャーズで3冠を達成したマスカットは、豪州1部メルボルン・ビクトリーの監督を引き継いだのと同じように、ポステコグルー監督の後任として横浜FMの指揮官に就任している」

　「豪州で2度のリーグ優勝を果たしたマスカットは、ポステコグルーと同じようなプレースタイルで横浜FMをJ1優勝に導いている。横浜FMは現在シーズン半ばであり、J1連覇に挑んでいる」と紹介。

　つづけて「マスカットは日本サッカーへの知識と理解がある。（現在アビスパ福岡へレンタル移籍中の井手口陽介をのぞき）古橋、前田、旗手ら5人の日本人選手を擁するセルティックにフィットする可能性がある」と主張。セルティックが日本人選手獲得戦略をつづける上でうってつけの人材だと主張した。

　同紙が紹介している通り、マスカット監督にはセルティックのライバルクラブであるレンジャーズでのプレー経験がある。それだけに、セルティック監督就任となればレンジャーズサポーターからの反発は必至だ。