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南野拓実、古橋亨梧の後釜でセルティック移籍か「モナコに残留したいが…」

南野拓実 写真:Getty Images

 日本代表MF南野拓実は、リーグアン(フランス1部)ASモナコで出場機会が限定。一部メディアで今夏残留と報じられる中、ここにきてプレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパー加入が噂される日本代表FW古橋亨梧の後釜としてスコットランド1部セルティックへ移籍する可能性が浮上している。

 南野は2020年1月にオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍。しかしプレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグで出番に恵まれず、昨年6月にモナコへ完全移籍していた。ただモナコでもフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず、出場機会が限定。2022/23シーズンのリーグアンでわずか10試合の先発出場に終わった。

 モナコと2026年6月まで契約を残す南野の去就については、フランスメディア『ouest france』が「フランス挑戦1年目を不本意な成績で終えた南野は、残留してモナコの攻撃陣でレギュラーに定着することを望んでいる」と伝えていた。

 しかし、セルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督がトッテナム・ホットスパーの指揮官に就任すると、後任候補にジェシー・マーシュ氏が浮上。同氏は2019年6月から約半年間にわたり、ザルツブルクで南野の指導に当たっている。

 また英メディア『HITC』の報道によると、マーシュ氏は2021年に「私はポステコグルーのファンだ。彼はセルティックで素晴らしいシーズンを過ごしている」と語っていたとのこと。以前にはセルティックからの関心報道に対して「光栄なこと」と述べていたという。

 南野は昨年12月の練習試合リーズ・ユナイテッド戦で当時リーズを率いていたマーシュ氏と再会。試合後に話し込む両者の姿が捉えられると、英メディア『ヨークシャー・イブニング・ポスト』は同選手のリーズ移籍の可能性について報じていた。

 なお古橋は南野と対照的に、セルティックの絶対的ストライカーとして活躍。英国内では、トッテナム新監督のポステコグルー氏が古橋の獲得を望んでいると報じられている。ポステコグルーを評価するマーシュ氏がセルティックの監督に就任する場合、同氏の要望次第では古橋にかわるアタッカーとして南野の獲得に動く可能性も考えられる。