日本代表 Jリーグ

【日本代表】6月シリーズに選出されなかった期待のJリーガーイレブン

浦和レッズ MF伊藤敦樹 写真:Getty Images

MF:伊藤敦樹(浦和レッズ)

残念ながら、アジア王者となった浦和レッズの選手が1人も呼ばれなかった今回の代表メンバー。だが、その活躍ぶりからMF伊藤敦樹には今後の代表活動に絡んでいくことが期待される。国内でも数少ない大型ボランチであり、今季は中盤でのボール捌きはもちろん、前線でゴールに絡む働きも見せている。とはいえ、今回初招集となったMF川村拓夢(サンフレッチェ広島)やMF鎌田大地(フランクフルト)もボランチ起用が考えられることを踏まえれば、大型ボランチという大きな括りの中では当面最低でもこの2選手を上回る技術あるいは武器が求められるだろう。

奇しくも今回のメンバー発表後に行われた浦和対広島のゲームでは、招集された川村と伊藤が揃って出場。森保監督の前で互いにゴールに関わる働きを見せた。比較対象として十分に見劣りしない選手であることを証明できているだけに、次回の招集に期待がかかる。


北海道コンサドーレ札幌 MF浅野雄也 写真:Getty Images

MF:浅野雄也(北海道コンサドーレ札幌)

今季のJ1リーグにおいて、首位ヴィッセル神戸と同等の高い攻撃力を誇る北海道コンサドーレ札幌。その強烈な攻撃力の一端を担っているのがMF浅野雄也だ。札幌ではいわゆるシャドーの位置に入っているため、代表に招集されたとしても起用方法が課題となりそうだ。

とはいえ、移籍初年度にも関わらず、ここまで8ゴールという結果を出していることを踏まえれば、同じく前線のスピードタイプであるFW浅野拓磨(ボーフム)やFW前田大然(セルティック)らの比較対照として、今回声がかかっても良かったのではないだろうか。それほどに今季の札幌における浅野の輝きは眩いものがある。


アルビレックス新潟 MF伊藤涼太郎 写真:Getty Images

MF:伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)

今季のJリーグで最も注目されていると言っても過言ではないMF伊藤涼太郎だが、3月に続き今回も代表招集は叶わなかった。ワンタッチで前を向くボールコントロールの上手さと、そこから放たれる正確無比のパスが持ち味。さらに今季ここまでで、すでに7ゴールとストライカー顔負けの得点力も誇っており、1人でゲームを支配できる国内でも稀有な存在と言えよう。海外移籍の噂もある中、今後の代表活動に関わることができるのか、引き続き注目の選手であることは間違いない。


ヴィッセル神戸 FW大迫勇也 写真:Getty Images

FW:大迫勇也(ヴィッセル神戸)

もはや説明不要の存在。長く代表のワントップとして最前線に君臨しながら、昨年のFIFAワールドカップカタール大会では代表メンバーからの落選を味わったFW大迫勇也。今季は、昨年一時期のコンディション不良を乗り越え、ここまで11ゴールとリーグで唯一2桁ゴールをマークし圧倒的な存在感を見せている。代表復帰が囁かれる中、今回も招集には至らず。果たしてかつてのエース復活劇はあるのか、次回以降も代表メンバー発表では注目ポイントになりそうだ。


湘南ベルマーレ FW町野修斗 写真:Getty Images

FW:町野修斗(湘南ベルマーレ)

出場こそ叶わなかったものの、昨年のカタールW杯の代表メンバーに選出されていたFW町野修斗。第二次森保体制の初陣となった今年3月の代表活動でも招集されており、リーグ戦でも今季ここまで7ゴール3アシストと不調のチームを支える働きを見せていたが、今回は未招集となった。

得点力で見ればFW古橋享梧(セルティック)が今回は招集されており、FW上田綺世(サークル・ブルッヘ)も前回と変わらず呼ばれていることから、町野にとっては森保監督から「彼らを超える必要がある」という課題を与えられたともとれる。今後の活躍に期待したい。


鹿島アントラーズ FW鈴木優磨 写真:Getty Images

FW:鈴木優磨(鹿島アントラーズ)

代表メンバーに関連する話題では、必ずと言っていいほど登場する鹿島アントラーズのFW鈴木優磨。今季も変わらずプレー以外の場面で悪目立ちする部分があったものの、序盤戦で一時苦しんだ名門鹿島を立て直す活躍を見せている。ここまでリーグ3位の8ゴールを挙げる得点力もさることながら、前線でのポストプレー、中盤におりてのつなぎなどプレーの1つ1つのレベルが高いのが大きな魅力。

プレイヤーとしての幅は、今回招集された欧州で活躍するFWと比較してもまったく引けを取らない。それだけに、代表招集を望む声が多い事にもうなずける。

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名前大島俊亮
趣味:サッカー観戦、ゲーム(スポーツ、シミュレーション、アクションなど)
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