プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、今年3月に右ひざを手術。当初は来季開幕後の復帰が予想されていたが、離脱期間がさらに長引く可能性が浮上。現地サポーターから同選手に対する厳しい声が上がっている。
冨安は今季序盤、DFキーラン・ティアニーから左サイドバックのレギュラーを奪うなど好調を維持。しかしFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)後、右サイドバックの控えに降格すると、今年3月16日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)スポルティングCP戦で右ひざを負傷。手術により、一足早くシーズンを終えている。
同選手の復帰時期については、英紙『タイムズ』が今月中旬に「アーセナルは、来季開幕から冨安を欠くことになるかもしれない。彼は9月まで戦列を離れている可能性が高い」とリポート。アーセナルがバイエルン・ミュンヘン所属DFジョアン・カンセロをはじめサイドバックの新戦力獲得に乗り出している現状もあわせて伝えていた。
すると英紙『テレグラフ』は、「冨安は手術を受けた後、クリスマス時期まで戦列を離れる可能性がある。そのため、ミケル・アルテタ監督は今年夏の移籍市場で冨安の不在をカバーする選手を探さなければならない」とし、同選手が来季前半戦を棒に振る可能性を伝えたのだ。
『タイムズ』は冨安の今後について、10月以降の復帰にくわえて来年1月開催のAFCアジアカップ2023に参戦する可能性を報道。ツイッター上で報道内容が拡散されると、「アーセナルは冨安を放出すべきだ」、「売り時だ」、「冨安の代わりに怪我しない選手の獲得を!」と冨安への批判が沸き起こっている。
ただ『テレグラフ』の報道だと、今年12月までの戦線離脱となった場合、冨安がアジアカップに万全のコンディションで臨めるかは不透明だ。来季構想外という見方もあるだけに、同選手の状態とアーセナルの補強計画に注目が集まる。
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