かつてFC東京や横浜FCなどでJリーグ複数クラブでプレーしていたオークランド・ユナイテッドFC所属DF高橋秀人が、古巣クラブで見られるようなエンブレム変更やゴール裏応援団体に対するルール設定について私見を述べている。
FC東京は今年2月に「【創立25周年を迎えて】クラブエンブレムのアップデートについて~首都・東京のクラブとして都民にとって真のシンボルになるために~」と題して、クラブエンブレムのアップデートを行う方針であることを表明。
先月30日にはクラブビジョンおよびエンブレムアップデートに関するオンライン配信イベントを実施。エンブレムについて公募の予定がないほか、「F.C.TOKYO」というロゴのアップデートを予定していることを明らかにしていた。
一方、横浜FCでは今年1月末にゴール裏中央の「横浜FCオフィシャル応援エリア」で応援をリードするメンバーを公募していたが、数日後に募集を見送り。ゴール裏応援団体『BLUTIGRE YOKOHAMA』のメンバーによる応援先導を許可したが、現在も横断幕の掲出などを巡ってクラブと団体が協議をしている。
こうしたサポーターにとってシビアな問題に、高橋氏は持論を展開。11日に自身のツイッターアカウントを更新すると、「エンブレムや、応援のあり方やルールを変えるって簡単ではない。今までそれでやってきた誇りや価値があるから。それをみんな分かって欲しいんだと思う。だからこそ、経営のトップの人が未来のクラブのために、しっかりと誠意を持って対話を重ねる。それに尽きる」と綴っている。
その高橋氏は、2016年から昨年6月まで日本プロサッカー選手会(JPFA)の会長を務めていた。新型コロナ関連の問題について関係各所と議論を重ね、選手の待遇改善を訴えてきただけに「これは個人的に賛成か反対かの話ではないです。フロントは何かを変えてクラブを前に進めるのが仕事」
「サポーターの想いが置いていかれるのも違うし。みんなそれぞれ立場が違うので、意見が異なるのは当たり前。選手会に携わって、何かルールを変えるとか、新たに導入することの苦労を知りました」と、JPFA会長時の経験も振り返った。
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