第2位:FW石川大地(ロアッソ熊本)
昨2022シーズンはJ3からJ2へ復帰を果たし、いきなり4位へと躍進してリーグを盛り上げたロアッソ熊本。しかし、好成績を上げたこともあってか多くの主力選手が他クラブへ流出。戦力ダウンが心配される中迎えた2023シーズンだが、J2第14節終了時点では5勝5分4敗と大きな崩れなく中位につけている。そんな熊本の新たな点取り屋として頭角を現しているのが、J3ガイナーレ鳥取から新加入したFW石川大地だ。
石川は昨シーズン15ゴールを挙げ、鳥取の攻撃を牽引。J3全体でも得点ランキング3位に入るなど注目を集めていた。FC岐阜(当時J2)に所属していた2018、2019シーズン以来久々のJ2参戦となったが、ここまでに早くも6ゴールをマーク。戦力流出による熊本の攻撃力低下を食い止めることに一役買っている。昨季はJ1昇格プレーオフに惜しくも敗れ、期待されたJ1への初昇格を逃した熊本。前評判を覆し、今季再び昇格争いに加わるためにも、石川には「得点」という目に見える結果がさらに求められることだろう。
第1位:FWフアンマ・デルガド(V・ファーレン長崎)
2017年にV・ファーレン長崎でJリーグデビューしたFWフアンマ・デルガド。大宮アルディージャ、アビスパ福岡を経て2023シーズン5年ぶりに長崎に帰ってきた。開幕からここまで13試合にスタメン出場しチームの中核として存在感を発揮している。直近J1での2シーズンは、出場機会こそ得ていたが得点は満足に奪えていなかったが、今季は早くも第6節モンテディオ山形戦でのハットトリックを含む8ゴールをマーク。J1、J2というカテゴリーの違いはあれど、すでに昨季のゴール数を超えている。
J2では、長崎に所属していた2017年と大宮アルディージャ所属の2019年に2桁ゴールを記録しており、残りのシーズンもさらに得点を重ねてくれることは十分に期待できる。MF増山朝陽やMF澤田崇といった、以前も同じチームでプレーしていた選手がバックについているのも好材料。まだまだ長いリーグ戦で、フアンマがどこまで得点を重ねられるのか。長崎がJ1復帰を果たすためにも、帰ってきたエースの活躍が必要不可欠だ。
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