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浦和ショルツ「Jリーグにビッグクラブないが…」母国デンマークと比較

アレクサンダー・ショルツ 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属のデンマーク人DFアレクサンダー・ショルツが、明治安田生命J1リーグとデンマーク1部リーグを比較。リーグ全体の戦力バランスやJリーグでプレーする日本人選手の特徴について私見を述べた。

 ショルツは浦和の主力選手として活躍。Jリーグ屈指のセンターバックとして多くのJリーグファンから支持を得ているほか、先日行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝のアル・ヒラル戦でも身体を張った守備を披露。浦和にタイトルをもたらしている。

 そんなショルツはACL優勝後、デンマーク紙『tipsbladet』のインタビューに対応。Jリーグクラブ間の戦力差について「Jリーグはデンマーク1部よりもレベルが高い。残留争いのレベルがかなり高いし、Jリーグの下位クラブは、スーパーリーガで簡単に戦えるね」

 「ただ上位は信じられないくらい似たようなチームが多い。デンマークのリーグもそうだけど、圧倒的に抜けているクラブがないんだ。客観的に見ると、デンマークのリーグはそこまで良いというわけではないね」とコメントを残している。

 また同選手は日本サッカーの特徴にも言及。「日本のサッカーはデンマークと全然違うよ。デンマークほどフィジカル面での特徴がなく、テクニックの要素が勝ることが多いんだ。プレースピードもそれほど速くない。暑さも関係しているね。夏場は40度近くまで上がるから、そこまで速いプレーができない」と、気候に左右されるとの見解を示す。

 その上で「テクニックのレベルはデンマークよりも高いし、守備面の戦術もデンマークより優れている。ただデンマークやヨーロッパのサッカーと比べて、個人能力は高くないかな」と、Jリーグでプレーする日本人選手の長所や短所も語った。