明治安田生命J1リーグ柏レイソルの下部組織出身であるU22日本代表GK小久保玲央ブライアンは、現在ポルトガル1部ベンフィカの下部組織でプレー。トップチームの正守護神の去就が不透明である中、来季トップチーム昇格の可能性が報じられている。
小久保は柏U18在籍時の2018年にアルカス国際カップで最優秀GKに輝くと、翌2019年にベンフィカの下部組織へ移籍。昨年5月にポルトガル1部リーグで初めてベンチ入りしたものの、今季はここまでトップチームでわずか1試合のベンチ入りにとどまっている。ただ今年2月以降はU23チームによるリーグ戦でほぼ全試合に先発出場。昨年6月のAFC U23アジアカップ参戦をはじめ年代別の日本代表招集歴もあり、パリ五輪出場が期待されている。
一方、トップチームではGKオディッセアス・ブラホディモスが正守護神に君臨。今年3月には2027年6月までの契約延長で合意に達したが、依然として今夏移籍の可能性が残っているという。
ポルトガル紙『ア・ボーラ』は今月はじめ、ベンフィカがブラホディモス退団に備えて下部組織からの選手引き上げを検討していると報道。「トップチームのロジャー・シュミット監督は、若手ゴールキーパーのクオリティの高さを絶賛している」とした上で、トップチーム昇格の候補に小久保、GKサミュエル・ソアレス、GKアンドレ・ゴメスを挙げている。
ただ小久保については、「これまでシュミット監督から何度もトップチームに招集されているが、この日本人ゴールキーパーはソアレスやゴメスに後れをとっている。彼とベンフィカの契約期間は2025年6月までだ」と綴っている。
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