V・ファーレン長崎は今月3日に行われる明治安田生命J2リーグ第13節で水戸ホーリーホックと対戦する。その水戸戦を前に、ブラジル人FWクレイソンが日本サッカーの特徴や自身の去就について語った。
同選手は、2017年5月からおよそ2年半にわたりブラジル1部コリンチャンスに在籍。現長崎監督のファビオ・カリーレ氏から指導を受け、リーグ優勝を成し遂げている。そしてサウジアラビア1部アル・ファイサリーでのプレーをへて、昨年7月に長崎へ加入しカリーレ監督と再会。昨季はJ2リーグ12試合の出場で3ゴールをあげると、今季は開幕から出遅れたものの4月12日の第9節ヴァンフォーレ甲府戦から4試合つづけて先発出場している。
そんなクレイソンは、米メディア『TNTスポーツ』ブラジル版のインタビューに対応。「日本へやって来て約1年になるけど、良い経験ができている。日本の環境やサッカーは(これまで過ごしてきた場所とは)かなり異なるけど、適応しているね」と日本での順調ぶりをアピール。
Jリーグの特徴を質問されると、「Jリーグはよりアグレッシブでプレースピードが速い。だけどフィジカルの強さも求められるから、高いレベルでのプレーを維持するためには体力が必要なんだ」と答えている。
また自身の今後については「ブラジルに戻ることは夢だね」と、母国復帰熱望を明言。「長崎との契約は今年6月までだけど、(契約に関することは)代理人に任せている。僕は落ち着いて、このクラブで自分のベストを尽くすことだけに集中しているんだ。でもブラジルに戻りたいという思いはある。近い将来、実現することを願っているよ」と、長崎退団の可能性をほのめかした。
長崎は今季ここまで7勝2分3敗と、首位FC町田ゼルビアから勝ち点3差の2位につけている。カリーレ監督から信頼を寄せられているクレイソンだが、今季途中でクラブを去る可能性も考えられる。
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