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元川崎MF三好康児が今月中に復帰か。ベルギーからフリー移籍説浮上も

三好康児 写真:Getty Images

 かつて川崎フロンターレや北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスでプレーしていた東京五輪日本代表MF三好康児は、現在ベルギー1部ロイヤル・アントワープに在籍。半年以上の戦線離脱を余儀なくされていたが、リーグ優勝をかけたプレーオフで復帰する可能性が報じられている。

 三好は昨年10月2日のリーグ戦で左膝前十字靱帯を損傷。日本国内でのリハビリ等をへて、今年3月下旬にグラウンドでボールを使った個別トレーニングを開始。先月はじめには全体トレーニングの一部メニューに合流していた。

 一方、アントワープは今季ベルギー1部リーグのレギュラーシーズンを3位で終了。上位4クラブによる優勝プレーオフへ進出しているほか、先月30日にはベルギー国内カップ戦決勝で勝利している。

 ベルギーメディア『Voetbal』は今月1日のトレーニングの様子をリポート。三好の現状について「トレーニング復帰後メンバー外が続いている三好も、グラウンドに姿を現した。長いリハビリ期間をへて、徐々に光が見えてきたようだ。この日本人選手は、今後数週間のうちにアントワープのジョーカーとして活躍する可能性もある」と伝えている。

 アントワープは今月4日に日本代表DF町田浩樹擁するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズと対戦。6月5日の最終節KRCヘンク戦まで6試合を戦う。首位のヘンクとはわずか5ポイント差であるだけに、逆転優勝にむけて三好にかかる期待も大きくなっている。

 なお三好とアントワープの契約期間は今年6月までとみられているが、『VOETBAL』は昨年10月に「ファン・ボメル監督のもとで重要性が増しているため、正当で当然の契約延長を夢見ることもできる」

 「だが直近数ヶ月間では、アントワープと三好の代理人との間で具体的な話し合いがなく、負傷後もそれほど変化はない」と報道。今季終了後に契約満了により退団する可能性がある現状を伝えていた。