Jリーグ 町田ゼルビア

町田デューク、熊本戦ジェスチャーに再言及。非認めるも「差別ではない」

ミッチェル・デューク 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ第12節のFC町田ゼルビア対ロアッソ熊本が先月29日、町田GIONスタジアムで開催。試合後の小競り合いでは、熊本率いる大木武監督に対する町田所属FWミッチェル・デュークのジェスチャーが問題視されている。そのデュークが改めて大木監督とのやり取りの真相を明かすとともに、自身の過ちを認めた。

 この一戦では63分、町田所属FWエリキがPKから追加点を奪取。ただ熊本サイドはファウルの位置がペナルティエリア外だったと主張。試合後に一部コーチが主審の判定に抗議したこともあり、両チームの選手やコーチングスタッフが入り乱れる事態に発展した。

 その小競り合いにおいて、大木監督はデュークに詰め寄ると、デュークは右手を使ったジェスチャーで何らかのメッセージを送っているが、ツイッター上ではこのジェスチャーが「身長が低い」という意味であり、大木監督を侮辱するものだという見方が広まっている。

 さらにこのシーンはツイッター上で拡散。一部のSNSユーザーからデュークのジェスチャーを非難する声が上がると、デューク本人は「あなたはピッチにいなかったんだから、知らないことにコメントしないで!」

 「僕はチームメイトと守ろうとしたんだけど、熊本のスタッフが僕のところに来て僕を押しのけたり、悪口を言ってきたんだ。熊本のスタッフの振る舞いはクレイジーだった。だから僕の手のジェスチャーについて疑うな」と投稿したものの、すぐに削除していた。

 そんなデュークは、改めて自身に対する批判メッセージに反応。「ここにいる人たちは、これが人種差別的なジェスチャーだと思い込んでいるみたいだけど、そんなことない!僕は日本人や日本文化が大好きなんだ!熊本のスタッフが僕を押して罵り、敬意に欠ける名前を呼んだことに対する反応だよ。彼がかんしゃくを起こした赤ん坊のように振る舞ったから、僕は手を差し伸べたんだ」

 「あのように反応すべきではなかったと思っている…だけど、あの雰囲気では誰かが(自分の)身体に触れてきた時に反応しないようにするのは難しいんだ。彼の行動には笑ってしまったが、ただ立ち去るべきだった。これが人種差別だと感じている人には申し訳ないが、そんなことは全くない!」と綴ったが、この投稿内容にも賛否両論のメッセージが寄せられている。