大分トリニータは29日に行われた明治安田生命J2リーグ第12節で、ベガルタ仙台相手に0-1と敗北。34分にDF香川勇気が一発退場となったシーンを巡って、主審の判定や直前の仙台所属選手によるリスタートが議論の対象となっている。
問題視されているのは、32分のシーンから香川にレッドカードが提示されるまでの一連の流れだ。まず32分に大分の縦パスがMF中川寛斗の足元に収まろうとしたところ、後方からMFエヴェルトンがスライディングタックル。エヴェルトンに警告が与えられず仙台のファウルで試合が再開されると、今度は中川がボールを奪われた直後に相手選手を倒す。その直後、仙台はファウルのあった位置から後方右サイドよりの場所でリスタート。MF郷家友太がドリブルでひとり交わしたところに、香川がボールにめがけてスライディングタックル。ボールに触れた直後に郷家を倒す形となり、レッドカードが提示されている。
この一連のシーンは、瞬く間にツイッター上で拡散。「明らかに香川がボールに触れてから、郷家は倒れておる」、「ボールに行っているのに、なぜレッド?」と香川の一発退場に対する疑問の声が沸き起こっている。
また「直前の仙台のファウルの方が酷い」、「エヴェルトンはなぜノーカード?」と香川とエヴェルトンのスライディングタックルで判定基準が違うという主張も。仙台側のリスタートをやり直すべきだったという意見も上がっているほか、DAZN制作番組『Jリーグジャッジリプレイ』での解説を求める声も見られる。
なお大分は退場者により数的不利の中で踏ん張ったものの、同点に追いつくことができず敗戦。試合終了直後にはDFペレイラが主審に抗議。2枚目のイエローカードを貰い、退場となっている。
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