FC東京所属のU20日本代表FW熊田直紀は今年3月、AFC U20アジアカップで活躍。リバプールをはじめ欧州クラブからの関心が報じられる中、今年5月に行われるFIFA U-20ワールドカップの対戦国からも注目を浴びている。
熊田はFC東京の下部組織で頭角を現すと、今季からトップチームに昇格。今年3月にAFC U20アジアカップ5試合の出場で5ゴールをあげると、先月26日に行われたYBCルヴァンカップの京都サンガ戦でプロデビューし、いきなりゴールをマーク。その後は公式戦3試合でプレーしている。
U20日本代表はU20アジア杯でベスト4入りしたことにより、U20W杯出場権を獲得。そのU20W杯は5月20日から6月11日にかけてアルゼンチンで開催されるが、U20日本代表はグループリーグでイスラエル代表、セネガル代表、コロンビア代表と対戦することが決まった。
日本国内で熊田のU20W杯出場を期待する声が上がる中、スペイン紙『アス』コロンビア版は今月下旬にU20コロンビア代表の対戦国を特集。U20日本代表の警戒すべき選手に熊田を挙げると、「FC東京に所属するこのストライカーは、アジアカップ5試合の出場で5ゴールと得点王に輝いたスター選手だ。日本の大いなる希望である。コンスタントに得点を重ねており、いくつかのヨーロッパのクラブがワールドカップでの彼の活躍に注目していることは間違いない」と紹介。
「スピードを兼ね備えており、自らの動きで攻撃的MFのスペースを作る。それにペナルティエリアに侵入して相手ゴールキーパーに脅威を与える現代的ストライカーでもある」と同選手のプレースタイルも解説している。
なお熊田の去就については、元日本代表の内田篤人氏がDAZN制作番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』出演時に「ヨーロッパのスカウトから熊田の名前がかなり上がっていると聞いています」とコメント。
リバプールの専門サイト『Liverpoool.com』は今月9日に「熊田は最近ヨーロッパで注目を浴びている従来の日本人選手とは明らかに違う。日本のスター選手は、一般的に小柄で優れた技術を持つことで知られている。彼はその枠に収まらない。技術的な才能がある一方で、かなり背が高く、身体能力も非常に高い」
「U20アジア杯ではハーランドがユース時代に見せたような身体能力の高さで、ゴールを量産していた。レッドブル・ザルツブルクで爆発的な人気を博した直前のハーランドと同じように、FC東京でレギュラーとして活躍するようになれば、同じように爆発的に成長する兆しがある」と、熊田をマンチェスター・シティ所属FWアーリング・ブラウト・ハーランドと比較した上で、リバプールに同選手の獲得を推奨している。
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