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森保監督を英紙皮肉!セルティック監督と会談熱望に「古橋と旗手選外だろ」

森保一監督 写真:Getty Images

 サッカー日本代表の森保一監督は、セルティック所属FW古橋亨梧とMF旗手怜央の代表選外やスコットランド1部リーグ過小評価発言で批判を浴びている。その森保監督は、セルティック率いるアンジェ・ポステコグルー監督からの会談要求に応える姿勢を見せているが、依然としてイギリスメディアからは好意的に受け止められてないようだ。

 先月のキリンチャレンジカップ2023では、古橋と旗手が日本代表メンバー外に。森保監督が両選手の招集外について「リーグのレベルや置かれている状況もあったり、いろんなことを考えての招集です」と説明すると、英メディアは「間接的にスコットランド1部リーグのレベルが低いと主張した」と解釈。セルティックOBが日本代表監督の選考方法を批判していた。

 ただ森保監督が今月下旬から5月上旬にかけてセルティック戦3試合を現地視察すると報じられると、ポステコグルー監督は「森保監督は以前にも(セルティックの公式戦に)来てくれたし、日本代表の他のスタッフに来てもらったこともある。彼との関係性に問題はない。彼のことは日本にいたときからよく知っているし、彼に会えたい」と、今月はじめの記者会見を通じて日本代表指揮官との面会を求めていた。

 そんな中、英紙『デイリーレコード』の報道によると、森保監督はセルティック指揮官の発言をうけて以下のようなコメントを残したという。

 「ポステコグルー監督はいつも歓迎してくれて日本人選手の現状を教えてくれますし、日本代表にとって有益な情報を得ることができます。もっと友好的な関係を築きたいと願っています。私自身もポステコグルー監督のことを尊敬しているので、話す機会があれば(グラスゴーに)行きたいですね」

 セルティック指揮官の要望に応える方針を明かした森保監督だが、『デイリーレコード』は「森保監督は、セルティックでレギュラーとして活躍している古橋と旗手を選ばなかったことにより、母国で批判を浴びている。前田大然を選んだにもかかわらず、古橋と旗手が選ばれない理由はスコットランドリーグのレベルのせいだと主張し、スコットランドでは多くの人の怒りを買った」

 「古橋や旗手を敬遠して日本代表に招集しないことが多く、眉をひそめている。それにもかかわらずポステコグルー監督とセルティックの架け橋になりたいと願っている」と、皮肉を込めて森保監督の発言を報じている。