日本代表MF南野拓実は、リーグアン(フランス1部)ASモナコで出場機会が限られている。昨年夏にリバプールからモナコへ移籍する時にはプレミアリーグ(イングランド)の他クラブから関心を寄せられていただけに、イギリス国内では同選手の獲得を見送って正解という意見が沸き起こっている。
南野はプレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグで出番が少なかったものの、国内カップ戦でゴールを量産。それだけに2021/22シーズン終了後には、リーズ・ユナイテッドやウルバーハンプトン・ワンダラーズなど複数クラブからの関心が報じられていた。
しかし同選手はモナコへ完全移籍。新天地でフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず、再三にわたり現地メディアから酷評されているほか、2月5日のクレルモン戦を最後にリーグ戦での先発出場がない。
リーズの専門サイト『リーズ・ユナイテッドニュース』は「リーズは昨年夏、リバプールから1500万ユーロ(約21億円)により移籍した弾丸をかわしている」と見出しをうち、南野を獲得しなかったリーズ幹部を称賛。
「南野はスタメンの座を確保するのにさえ苦労している。モナコはオーレリアン・チュアメニを売却して得た資金をもとに、高額の移籍金を支払って南野を購入した。しかし、彼はまだそれに報いることができていない」と、同選手の現状を伝えている。
またリーズがFWルイス・シニステラやMFブレンデン・アーロンソンなど攻撃陣のタレントを多く抱えていることを紹介。「サイドアタッカーとトップ下が充実している」とした上で「リーズは南野の獲得でモナコと競争することなく、1500万ユーロの節約に成功した。リーズはウィルフリード・ニョントを南野の移籍金の3分の1以下で獲得しており、すでに掘り出し物であることが証明されている」と綴っている。
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