
馬場晴也(北海道コンサドーレ札幌)
美しきファイター
その風貌からは想像ができないような落ち着いたビルドアップを魅せる、北海道コンサドーレ札幌のDF馬場晴也(21歳)。各年代別日本代表にも召集され、2024年のパリ五輪でも活躍が期待される。今2023シーズンからプレーのステージをJ1リーグとステップアップさせた馬場。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督率いる札幌で更なるレベルアップを図る。
元々、ビルドアップの能力とシュートブロックが得意な選手。札幌では得意のビルドアップにさらに磨きをかけつつ、ポリバレント性の習得に取り組んでいる。ポジションチェンジを流動的にするスタイルを目指す札幌で適合できれば、馬場の良さが更に引き立つはずである。
パリ五輪世代の同期である前述のDF半田や、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)が、キリンチャレンジカップ2023でA代表入りを果たした。その点では先を越されたが、馬場が彼らとA代表でプレーする日は近いはずだ。

畑大雅(湘南ベルマーレ)
戦慄のフィジカル
千葉県船橋市の名門、市立船橋高校時代から注目を集めていたDF畑大雅(21歳)。各年代別日本代表に選出され、高校卒業後の2020年より湘南ベルマーレへ加入。ルーキーイヤーからリーグ戦15試合に出場し、以降コンスタントに出場を続けている。
畑のプレースタイルの特徴は、何といっても縦方向へのスピードとスタミナ。中学時代まではFWでプレーしていたが、高校時代にサイドバックへコンバート。前を向いたプレー回数が増えたことで、自身の特徴がより活きるスタイルを獲得した。
身長は175㎝とそこまで大きい方ではないが、フィジカルの強さもプロ入り後磨きをかけた部分である。Jリーグにおいても、外国籍選手相手に引けを取らない強さだ。また、本人も「クロスからのアシストが好き」と語るように、攻撃力でも一層磨きがかかるだろう。
U‐23日本代表では、左サイドバックを畑、右サイドバックを半田が務め、タイプが異なる左右サイドバックが様々な攻撃を演出した。そんな半田は一足先にA代表入り。2人が再びA代表で共演する日もそう遠くないはずである。
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