名古屋グランパスが今月10日、9日開催の明治安田生命J1リーグ第9節浦和レッズ戦に関する声明を発表。アウェイ指定席に関する浦和側の対応に遺憾を意をあらわにしている。
これによると、豊田スタジアムSスタンド運用変更に伴う浦和側の発信において、浦和側がクラブ間で合意した内容を独自に書き換えたとのこと。以下のように事実と異なる認識を与えてしまう発信になることがあったという。
「アウェイ応援席の座席位置について、3/18(土)のチケット発売前には名古屋グランパスと浦和レッズ両クラブ間で確認を終え、その後3/19(日)の浦和レッズ発信から試合開催まで追加の協議を行った事実はないにもかかわらず、2階から1階への座席位置変更の協議を継続しているかのような発信」
「チケット振替の対応について、当初から振替に必要な座席数を確保し、試合当日のスタジアムでは名古屋グランパスが対応することを両クラブで確認を終えていたにもかかわらず、浦和レッズのスタッフが振替対応を行うと誤認させるような発信」
名古屋はこれらの発信について「クラブ間の信頼関係を失墜する行為として、大変遺憾に思っております」としている。
豊田スタジアムのアウェイ席については、昨季まで1階席に設けられていたが、今季から2階席へ変更。豊田スタジアムの2階席は傾斜が急であることから、飛び跳ねて応援する際に1階席やピッチレベルに転落する危険性があるという指摘が相次いでいた。
すると名古屋は先月28日に「豊田スタジアムSスタンドの運用変更について」と題した声明を発表。浦和戦のアウェイ指定席を2階のみならず1階にも設置するほか、運用変更による座席振替対応も行うとしていた。
しかしチケットぴあの「振替券WEB取得専用サイト」で「予定枚数終了」となっており、浦和サポーターから不満が噴出。浦和は今月5日に「浦和レッズでは、事前に2階アウェイ指定席チケットをご購入されたみなさまが、1階アウェイ指定席でご観戦いただけますよう、引き続き名古屋グランパス様と調整を行ってまいります」と声明。
試合開催2日前には「3/28(火)までに名古屋戦の2階アウェイ指定席チケットをご購入され、1階アウェイ指定席への振替券を取得できていないみなさまは、豊田スタジアムアウェイ指定席入場口付近の浦和レッズクラブスタッフへお声がけください。1階アウェイ指定席でご観戦いただけますよう、サポートいたします」と案内していた。
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