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ブリーラムのタイ1部無敗優勝消滅…石井正忠監督「私のミス」【現地取材】

石井正忠監督 写真:SVC

 ブリーラム・ユナイテッドは今月4日、タイ1部リーグ第25節のバンコク・ユナイテッド戦で3-4で敗北。無敗優勝への道が途絶えたことにより、石井正忠監督は試合後の記者会見で悔しさをあらわにしている。

 ブリーラムは前節終了時点で20勝4分と首位を独走。2位バンコク・ユナイテッドに12ポイント差をつけていた。そのバンコク・ユナイテッドとの直接対決では、前半から点を取り合う展開に。後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを許し、まさかの今季初黒星を喫した。

 この敗戦について石井監督は「(33分までに)2-0としたにも関わらず逆転されて、サポーターに申し訳ない気持ちですし、私のミスです。バンコクは素晴らしいチームであるが、(逆転ゴールを許す前に)ピッチにる選手たちがお互いにもっとコニュニケーションをとっていればそうならなかったはずです」と回顧。

 2シーズン連続となるリーグ戦無敗優勝の可能性が消滅したことについて聞かれると、「無敗優勝は個人的な目標であり、チーム全体の目標でもありましたけど、簡単なことではなかったですね」

 「ただ(今シーズンの)国内3冠、そして来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場が目標であることに変わりはありません。まずはサポーターに感謝したいです。ホームゲームより多くのサポーターがスタジアムに応援に来てくれたことは、私も分かっています。でもシーズンはまだ終わっていません。(残り試合にむけて)全力を尽くし続けます」と、タイトル獲得へ覚悟を示した。