
ゲームの流れを変えた1枚のカード
この試合のハイライトを語る上で、避けて通れないのが前半39分の「舞行龍ジェームズ退場シーン」であろう。それまでは先制した新潟が、プラン通りにゲームを進められていたように見える。好調な攻撃陣だけでなく、守備面でも名古屋の攻撃陣に自由を与えなかった。
もし、これが後半30分以降の出来事なら、新潟が勝利を収めていた可能性は非常に高い。前半のセンターバック交代で、新潟の守備リズムが崩れてしまった。攻撃も、それまで効いていたFW鈴木孝司を交代させたことで、前線のターゲットを1人失う形となり、かなり苦しい展開になってしまった。

前線からの守備連動が勝利の一因
新潟側の退場により、数的有利になった名古屋。退場までは、なかなかリズムが作れず苦戦していた。この試合、名古屋の「数的有利による勝利」と見ることもできるが、勝因は決してそれだけではないだろう。
数的有利にならずとも名古屋が勝ったと考えられる理由は、ボールを失った時の守備連動の質の高さである。それを裏付けるシーンは、同点となった後半11分。米本と稲垣の中盤2人による切り替えの早さは抜群だった。加えてそれに連動する3トップ。ユンカー、永井、マテウスの切り替えが揃ってこそできる守備といえる。

前線の活動量を支えるマテウス
同試合で、ボールへの意識の高さが目立ったマテウス。活動量の多さは守備だけでなく、攻撃でも見ることができる。森下のクロスへ飛びこむ回数、米本や稲垣からボールを引き出す回数、コーナーキック時に走ってボールへ向かう姿勢など、執念を見せていた。
まだ今季リーグ戦ではゴールを決めていないが、来日10年目となるストライカーであり、2019年から名古屋に所属するマテウス。今季こそ、成し遂げていないJ1での二桁得点を目指して欲しい。愚直に追い続ける者に、ボールはこぼれて来るはずである。
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