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古橋亨梧の移籍金は32億円以上?プレミア移籍報道セルティック強気か

古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティック所属FW古橋亨梧は、日本代表落選もありプレミアリーグ(イングランド1部)やブンデスリーガ(ドイツ1部)移籍の可能性が取りざたされている。そんな中、セルティックOBが同選手の移籍金に言及。セルティックが財政面で問題を抱えていないことを強調している。

 英メディア『フットボール・インサイダー』は先月、クリスタル・パレスが今季限りで退団濃厚なFWウィルフレッド・ザハの後釜として古橋をリストアップしたと報道。英メディア『デイリーメール』は今月16日に、クリスタル・パレスが古橋の獲得オファーを用意している可能性を伝えるとともに、移籍金が2000万ユーロ(約28億円)以上になる可能性もあわせて紹介していた。

 一方、ドイツメディア『トランスファーマルクト』は「ブンデスリーガ、ラ・リーガ、プレミアリーグのクラブが古橋に関心」と報道。

 本人は『トランスファーマルクト』のインタビューで、「ブンデスリーガではたくさんの日本人選手がプレーしていますし、重要な役割を担っている選手もいるので、日本で人気がありますね。試合は定期的にチェックしていますよ」と、ブンデスリーガへの関心を覗かせている。

 古橋に対する他クラブからの関心が報じられる中、セルティックOBのアラン・スタブス氏は同選手の去就に言及。

 イギリスのサッカー専門YouTubeチャンネル『Grosvenor Sport』を通じて「もしセルティックが古橋の放出を考えているならば、彼をクラブ史上最高額で売却できると確信しているだろうし、2000万ポンド(約32億円)以下では売らないだろう。彼はセルティックにやってきたばかりの時からファンを魅了しているんだ」と語っている。

 また古橋との契約を2025年6月まで残すセルティックの財政状況について、「セルティックにとって重要なのは、自分たちが置かれている財政的な立場だ。今、クラブの置かれている状況は5年前とは異なり、改善されていると思う」

 「5年前だと選手を売らなければならなかったかもしれないが、今は財政が非常に健全であるため、売る必要はない」とコメントを残している。

 古橋は今月下旬に行われるキリンチャレンジカップ2試合の日本代表メンバーから落選。森保一監督はスコットランド1部リーグのレベルを踏まえた上で招集しなかったことを示唆している。

 それだけに、セルティックの専門サイト『セルティックスター』は、「森保一監督の発言は、セルティックが今後選手を引きつけるだけでなく、引き留めることができるかどうかという懸念を抱かせる」と主張。代表落選をうけてステップアップ移籍する可能性に触れていた。