カタールW杯日本代表MF鎌田大地の今夏移籍を容認した。アイントラハト・フランクフルトのオリバー・グラスナー監督が15日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ナポリ戦前、同選手の慰留に努めない方針を打ち出している。
鎌田大地の去就については、先月にボルシア・ドルトムントへの移籍で口頭合意と伝えられていた。しかしドイツ紙『ビルト』は今月はじめに「彼はドイツ国外への移籍を望んでいる」と報道。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーからの関心が報じられているが、一部メディアは依然としてドルトムントを移籍先の最有力候補に挙げている。
そんな中、グラスナー監督はドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』のナポリ戦直前インタビューにて、「鎌田大地の状況は明確だ。我々は交渉の場で、このクラブで彼が果たすべき役割を全て見せてきた。(去就について)最終的には選手次第である」と発言。
これ以上の契約延長交渉を進める可能性がないことを明かすとともに、同選手のフリー移籍を阻止しない考えを示している。
鎌田大地は今季、昨年11月のカタールW杯開催前までは公式戦で12ゴール4アシストと結果を残していたが、今年1月のリーグ戦再開以降は1ゴール1アシストと失速。移籍報道もあり、現地メディアから批判を浴びている。
また同選手はCLラウンド16ナポリ戦の2ndレグでフル出場も、チームは0-3と敗北。2試合合計0-5と、ベスト16で大会を後にしている。
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