日本代表選出のMF堂安律が、所属先のブンデスリーガ(ドイツ1部)SCフライブルクで評価を上げている。SCフライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督が堂安律に備わっている日本人選手独特のメンタリティーを絶賛。日本代表率いる森保一監督との会談にも満足感をあらわにしている。
シュトライヒ監督は16日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・ユベントス戦の2ndレグを控える中、前日会見に出席。話題が堂安律のクオリティに及ぶと、「彼は自らの改善点を理解している。フィニッシュに磨きをかけ、もっと集中しなければならない」
「だがそれ以上に重要なのは、彼が(プレー面で)改善したいと望んでいることだ。それに彼は建設的な批判やアドバイスを受け入れる。私は彼の姿勢を気に入っているよ」と絶賛。
「彼は(SCフライブルク加入当初よりも)ますます繊細になり、成長している。私はこの前、森保一監督とは2時間にわたって話した。建設的な対話だったし、代表監督がここまで時間を割いてくれるのは普通のことではない」と、日本代表招集前に森保一監督から説明があったことに感謝している。
堂安律を先発起用する可能性については、「彼はここ2週間にわたり体調を崩して、本来のリズムではなかった。そんな中でのホッフェンハイム戦でのゴールは彼にとって重要だ」と具体的な言及を避けた。
堂安律は昨年7月、オランダ1部PSVアイントホーフェンからSCフライブルクへ完全移籍。今季ここまで公式戦33試合の出場で5ゴール4アシストをマークするなど、加入1年目ながらも右サイドでレギュラーに定着。先月26日のバイエル・レーバークーゼン戦で体調不良により前半途中交代となっていたが、今月12日のホッフェンハイム戦で決勝ゴールを挙げている。
また昨年11月のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)では、強豪ドイツ代表やスペイン代表から同点ゴールを奪取。大舞台での活躍が評価されると、今月下旬のキリンチャレンジカップ2試合でも日本代表メンバー入りを果たしている。
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