明治安田生命J2リーグ・徳島ヴォルティス所属のブラジル人DFカカに、母国復帰の可能性が再浮上。古巣のブラジル1部クルゼイロが同選手の再獲得に乗り出したと、現地で報じられている。
カカは2021年2月にクルゼイロから徳島ヴォルティスへ完全移籍。来日1年目からセンターバックの主力選手として活躍しており、今季もJ2開幕戦から3試合つづけてフル出場している。またブラジル国内では同選手と徳島ヴォルティスの契約内容について「4年総額200万ドル(獲得当時約2億3000万円)、500万ドル(獲得当時約5億7600万円)の契約解除条項の付帯」と伝えられている。
そんな中、ブラジルのラジオ局『Radio Itatiaia』は今月はじめに「クルゼイロがレンタル移籍によるカカの獲得にむけて協議を行っている」とリポート。ブラジル1部昇格組のクルゼイロは守備陣に離脱者が相次いでおり、センターバックで起用可能な選手が2人しかいないため補強が急務となっている。
しかし『Radio Itatiaia』は、クルゼイロのカカ再獲得にむけての問題点も指摘。これによると、徳島ヴォルティスは高額の移籍金を伴う完全移籍での放出にしか応じない模様。くわえて同選手の年俸はクルゼイロ所属選手の最高額を上回っているため、レンタル移籍で獲得する場合でも金銭面での問題を抱える可能性が高いとみられる。
くわえて、クルゼイロは昨年11月にもカカの獲得に動いていたとのこと。しかし徳島ヴォルティスとの交渉に進展はなかったいう。
なおカカは徳島ヴォルティス加入直後、クルゼイロで2ヶ月間にわたり給与未払い状態だったことを告白。古巣を相手取り訴訟を起こすと、未払いとなっていた2か月分の給与を含めた23万5000レアル(約480万円)を受け取る形で決着している。
コメントランキング